国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成30年6月5日(火)9:12~9:19

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   

問 今日で東名高速、夫婦死亡事故からちょうど1年になります。この事故はあおり運転の問題に光を当てるきっかけにもなりましたし、これを受けて警察庁では、全国で捜査の徹底ですとか行政処分を含む対策の強化を指示して、今も一斉取締りを行っているかと思います。改めて、このあおり運転問題に対する大臣の御認識と、今後の警察の対策について所感をお聞かせください。

答 6月5日、今日であの忌まわしい事故から、事件と言いますか、1年が経ちまして、改めてお亡くなりになりました方の御冥福をお祈りするとともに、残された遺族の方にお悔やみを申し上げたいと思います。遺族の方の気持ちを思うと、言葉に表すのも大変なことですが、あの時の憤りをまだ覚えておりますし、改めてこんなことがあってはならないという思いであります。
 いわゆる、あおり運転等の悪質・危険な運転に対しては、様々な手段を講じて抑止していかなければならないという気持ちで、この1年、警察も全国でその思いを共有してきたと承知しています。
 本年1月に、警察庁から都道府県警察に対し通達を出したところであり、また、現在、高速道路におけるあおり運転等の全国一斉指導取締り・啓発活動を実施しています。
 今後も、悪質・危険な運転の抑止に向け、引き続き、総合的な対策に努めるよう、警察を指導してまいります。
 また、国民の皆様におかれては、もし危険な運転者に追われるなどした場合、これはあってはならない話ですけれども、まず安全を確認、確保しつつ、躊躇なく110番に連絡をしていただきたい。すぐ対応してまいるよう、ここも指導してまいります。