国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年10月11日(木)11:00~11:05

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、指定暴力団六代目山口組傘下組織幹部らによる特殊詐欺事件の検挙などについて報告等がございました。以上でございます。

問 大臣にお願いします。明日、全国犯罪被害者支援フォーラムが開かれますが、犯罪被害者支援に対する警察の取組について、大臣のお考えをお願いします。

答 (大臣)犯罪被害に遭われた方々に寄り添うということは、大変重要な、また必要なことでありますし、その支援をすることも大切だと認識をいたしております。
 警察では、犯罪被害者の視点に立って、経済的支援、それから精神的・身体的負担の軽減、国民の理解の増進等の各種施策を幅広く実施しているところでございます。
 本フォーラムを契機として、今後とも、民間被害者支援団体や関係機関・団体との連携を強化しながら、一層充実した犯罪被害者支援を推進するよう警察庁を指導してまいりたいと思っているところでございます。

問 長官にお尋ねします。今年の全国地域安全運動が本日から始まったところです。今年は女性、子供の犯罪被害防止というものが重点になっていると思います。今回の運動のねらい等についてお聞かせください

答 (長官)全国地域安全運動は、防犯協会を始めとする関係団体と警察が自治体等の関係機関と協力して実施するものであります。地域で犯罪を防止し、住民の安全を守るための自主的な活動の一層の定着を図ろうとするものでございます。
 今年の全国地域安全運動は、本日から、子供と女性の犯罪被害防止、特殊詐欺の被害防止の2点を全国での重点として実施することとしております。
 この運動を契機として、改めて地域の安全安心のための各種の取組が効果的に推進されるよう努めてまいりたいと存じます。

答 (大臣)ちょっと私、付け加えたいと思うのですけれども、今ほど長官の方からお話がありましたとおり、地域の住民の皆さん方との連携プレー、非常に大切だと思っています。
 防犯協会、自治体関係の皆さん方、これ実はですね、防犯も防災も同じことが言えまして、私は防災担当大臣でもありますけれども、自治体だけ、あるいはまた関係諸機関だけで対応していくのではなくて、そこに住む住民の皆さん方との連携プレーをしっかり取っていく、このことが防犯であり防災でありの意識高揚につながっていく、そのことをしっかりやっておくことが極めて重要だと思っております。そういった意味では各地域で、それぞれ防犯協会の皆さん方、一所懸命に民間の皆さん方も取り組んでいただいているということについて心から感謝申し上げたいし、これからもそのことを積極的に推進できるような体制を築き上げていきたいと思っておりますので、ちょっと付言をさせていただきたいと思います。