国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年11月1日(木)11:57~12:00

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が御欠席のために、私が会見を代理いたします。
 警察庁から、重大な犯罪を防止し、及びこれと戦う上での協力の強化に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の実施に関する法律施行規則案について説明がございました。これについて、原案どおり決定するなどいたしました。国家公安委員会に御報告いただく項目も定められておりますので、しっかりと拝見したいと思います。以上です。

問 長官にお尋ねします。神奈川県座間市のアパートで、9人の方の御遺体が見つかった事件から1年が経ちました。警察はその後、ネット上の自殺誘引の書き込みをチェックする体制の強化等、対策を講じてきているところですけれども、この事件について、また、そもそもの対策について所感をお願いします。

答 (長官)御質問いただきました座間市の事件は、極めて残忍で凶悪な事件であり、改めて、お亡くなりになられた方々、御遺族の方々にお悔やみを申し上げたいと存じます。
 このような事件を繰り返さないことは関係省庁が横断的に取り組むべき課題であるとの認識の下に、昨年12月に関係閣僚会議において再発防止策が取りまとめられました。これを受けて、関係省庁、地方公共団体、インターネット関係事業者等で、SNS等における自殺に関する不適切な書き込みへの対策や、相談機能の充実等の各種施策に取り組んでいると承知しております。
 警察は、特に自殺に関する不適切な書き込みについて、インターネット・ホットラインセンターによる削除依頼の推進、民間委託によるモニタリングの強化等の取組を進めております。事業者の方々による書き込み禁止や削除の自主的な取組と相まって、再発防止に努めてまいりたいと存じます。