国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年11月22日(木)11:30~11:34

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、第87回国際刑事警察機構、ICPO総会の開催結果などについての報告等がございました。以上でございます。

問 大臣にお願いします。本日から、横断歩道での歩行者優先を徹底させるための広報啓発強化週間が始まりました。横断歩道での車の減速が不十分なことによる事故が多発している現状について、大臣のお考えをお願いします。

答 (大臣)自動車と歩行者との死亡事故、この7割が道路横断中に発生しているということでございます。
 このため、今ほどお話があったとおり、本日から11月28日までの1週間を全国一斉の広報啓発強化期間と設定し、運転者と歩行者双方に、改めて横断歩道等に関する交通ルールの遵守を呼び掛けることにしたところでございます。
 国民の皆様におかれましては、運転するときには横断歩道の手前では減速をすること、横断歩行者がいるときには止まること、そしてまた、歩くときには横断歩道を渡ること、これを心掛けていただき、痛ましい事故の防止に向けての御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。

問 長官にお尋ねします。先日、奈良県で近畿管区広域緊急援助隊を視察されたところですけれども、視察を踏まえまして、改めましてですけれども警察の災害対応についてのお考えをお願いします。

答 (長官)先日、近畿管区の広域緊急援助隊等の、関係機関と共に行われた実戦的な訓練を視察させていただきました。
 最近の自然災害につきましては、地震災害の他に土砂災害等が相次いでおります。そこで考えますのは、救助活動の高度化、技術の高度化ということが求められているということです。
 もちろん、災害対策全般の底上げというものも求められておりまして、これをやっていかなければならないと考えております。
 関係機関の連携も重要です。今回、実際に見させていただきましたが、近畿管区内の警察の部隊、そして陸上自衛隊、奈良県の広域消防組合、奈良のDMAT等との訓練が本当に実戦的に行われたということが心強く思った次第であります。
 この関係機関との連携を更に向上させて、そして警察の災害対処能力を向上させていくということに努めてまいりたいと存じます。