国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成31年2月14日(木)11:47~11:49

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。
 警察庁から、平成30年における被疑者取調べ適正化のための監督に関する規則の施行状況などについて報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。昨年の交通死亡事故の特徴等がまとまったところです。高齢者の方が亡くなる、あるいは高齢運転者の事故も増えております。それから、歩行中、あるいは自転車乗車中に亡くなった方は合わせて半分を占めて、諸外国と比べてずいぶん割合が高いようです。こうしたことも含めまして、今回の特徴についてのお考え、対策についてお願いします。

答 (長官)今、特徴についてお話、指摘がございました。お話があったように、昨年の交通事故死者の約半数を歩行中又は自転車乗用中の方が占めておられます。これは欧米各国に比して高いものでありまして、我が国のある意味で特有の特徴かと存じます。さらに、歩行中又は自転車乗用中の死者の約7割が高齢者であって、事故当事者の約3分の2に法令違反が認められます。
 交通事故死者数の更なる減少を図るためは、歩行者と自転車利用者がルールを遵守していただくこと、自動車側が横断歩行者を保護していただくこと、これを徹底していくことが不可欠であると考えております。
 警察といたしましては、関係機関・団体と連携し、広報啓発、交通安全教育、街頭指導等によりまして、国民の皆様に理解を深めていただくとともに、交通指導取締り等を通じて、歩行者、自転車利用者の事故防止対策を特に強化・推進してまいりたいと存じます。