国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 平成31年2月15日(金)9:18~9:25

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   本日の閣議におきまして、平成30年中の通信傍受の実施状況等に関する国会報告案を決定いたしました。同年中の実施事件数は、12事件であり、その結果、82人を逮捕しております。
 平成12年8月に法律が施行されて以降、通信傍受法の適用は、これで145事件となりました。今後とも通信傍受法を適正かつ有効に運用していくよう警察を指導してまいります。

問 今治市で開催されました大臣の祝賀会ですが、昨日、国会でも答弁されていましたが、空っぽの目録をもらわれたということでした。これについて、もう少し詳しく教えていただきたいのですが、どういう目録だったのか、併せてどのような場面で渡されたものだったのか、やり取りの趣旨というのは何だったのか、また受け取られた後どのようにされたのか、これらについてお話を伺わせてください。

答 これは祝賀会の中で、私の後援会長だったと思いますけれども、冒頭に御祝いの目録という形で、B5ぐらいののし袋ですね、これを頂戴いたしましたけれども、これ実は我々の地域でこういう会合をする時の一つの形式的な儀礼として、そういう目録を渡されるわけでありますけれども、会費制のパーティーでありますから現実には中身は入ってないけれども、かたち上、そういう式典を整えるというような、そういう形で頂戴しているというようなパターン化がされております。実際問題、中身が入っていないのは誰しもが同じ認識でありますから、その後は私が受け取って、主催者側に返すというようなパターンでございました。

問 今の質問に関連してなのですけれども、金銭の授受なのですけれども、週刊誌報道では、今治市側から大臣の奥様への提供をうかがわせる内容だったと思いますが、大臣は奥様、今治市長にはそれぞれ確認はされたのか、その確認をされた上での昨日の答弁だったのか教えてください。

答 当然、確認していますけれども、その場でもう返しているのです。その目録自体をね。家内のところにも当然、金品は一切来ておりませんし、その確認はもう確認済みということで対応しております。

問 今治市長から、こうした金銭に関する問題、報道が出たことの経緯については、大臣はどういった説明、弁解を受けましたか。

答 連絡はまだ、秘書との間で取っているようでございますけれども、私とは直接連絡は取っておりません。

問 今後、確認されるお考えはありますか。

答 もちろん確認します。秘書にも、あの週刊誌報道は事実無根であるということの連絡は入っております。

問 今回の報道全体的なところなのですけれども、大臣の就任祝賀会というのをきっかけに大臣の御地元の自治体、ないし自治体職員が法律に抵触しているのではないかと、そういう指摘を受けたわけですけれども、こうした事態に至ったことについての大臣の受け止めをお願いします。また、事前に欠席、不参加を先方に伝えていれば、祝賀会そのものも開催されていなかったと推察されるのですけれども、大臣のそのパーティーの出席の是非についても、そのお考えも併せてお聞きします。

答 ちょっと質問の意味が分かりにくいのですけれども、いわゆるこの祝賀会というのは、4人の発起人の方がみなさんに呼びかけをして、大臣就任の祝賀会をやろうということで案内をされた、招待をされたということでございますから、当然のごとく私はそれには出ていくわけでありまして、欠席をする云々ということは念頭には当然ないわけです。最初におっしゃった、市の対応等について、これはもう私全く関知しておりませんから、そのことについてのコメントはする立場にはないと思っています。

問 そのパーティーの出席に関してなのですけれども、そもそも愛媛県は7月の西日本豪雨の被災地で、復旧復興の途上であると思います。地元選出で、しかも防災担当大臣が久々に地元に戻って来たにもかかわらず、自分が祝ってもらうパーティーに参加していること自体、県民の理解を得られないのではないかと思うのですが、この点はどのように認識されていますか。

答 それはそうは思っていません。

問 重ねてお聞きしますけれども、防災担当大臣が地元に戻って、泊まりで政治活動をしてはいけないというルールはないかもしれませんけれども、これまでの大臣経験者の皆さんの慣例として、大災害の発生で即座に国の防災対応の指揮を執るという職責から、ほぼ外泊みたいなことはしなくて、そもそも公務を除いて県外に行くこともほとんどなかったと思います。私的な政治活動で、泊まりで地元に戻られるというのは異例だと思うのですけれども、その点、大臣の認識をお願いします。

答 これは1月27日に松山で防災とボランティアのつどいin愛媛というのが開催をされるということでございまして、午後1時から松山市ひめぎんホールという所で内閣府・防災推進国民会議双方の主催で行われるということが決まっておりました。したがって、それの日程に合わせて地元に帰ってそのようなパーティーも併せ出席したということであります。

問 今お話のあった防災とボランティアのつどいというのは、祝賀会翌日の13時からだったというお話がありましたけれども、であれば、これまでであれば日帰りで行かれているのが通常のように思うのですけれども。

答 今ほど申し上げましたけれども、ボランティアのつどい、これに出席をするということが決まっておりましたので、その機会を利用して前日に今治市に戻ることにしたということであります。

問 今後も、こうした私的な行事があれば地元に戻られるということもあるのでしょうか。

答 それは将来のことは分かりません。ただし、基本的には私もほとんど地元に帰っておりませんから、一回、西日本豪雨、岡山と広島と愛媛の視察に帰った時に自宅にちょっと立ち寄ったということ、それと今回と、2回だけです。