国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 平成31年3月1日(金)8:34~8:40

2 場所 官邸3階エントランスホールぶら下がり

3 概要

問 目黒区で船戸結愛ちゃんが死亡した虐待事件から明日で1年になりますが、その間、政府の取組以外に、自治体によっては県警と児童相談所で把握した虐待事案というものを全件共有するといった取組を始めているところもあります。全件共有にすべきかどうかという、その是非については議論があると思うのですけれども、この取組について大臣のお考えをお聞かせください。

答 児童相談所と警察の情報共有については、昨年7月の政府の緊急総合対策で示された、児童の身体に対する危険性が高い3類型、3つの類型でありますけれども、虐待による外傷、ネグレクト、性的虐待があると考えられる事案、それから通告受理後48時間以内に児童相談所や関係機関において安全確認ができない事案、それから虐待に起因して一時保護、施設入所している事案で、保護等が解除され家庭に復帰する事案、この3つの類型でありますけれども、これの情報が迅速・確実に児童相談所から共有されて、警察としてこれに迅速・的確に対応することが極めて大切であり、重要であると考えております。
 なお、警察では、平成28年4月以降、取り扱った児童虐待が疑われる事案の情報を全て児童相談所への通告又は情報提供を行っているところでございますけれども、引き続き、児童相談所等関係機関と連携をして、被害児童の早期発見と安全確保に積極的に取り組むよう、警察を指導してまいりたいと思っております。