国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 平成31年3月5日(火)8:38~8:43

2 場所 官邸3階エントランスホールぶら下がり

3 概要

問 高齢ドライバーの認知機能検査を強化した改正道路交通法の施行から間もなく2年になります。全国では、高齢者講習の長期待ちが発生していまして、中には、講習を受けられないまま免許が失効してしまうというケースも出ているという動きもありますけれども、こうした問題についてのお考えと、今後の取組について所見をお聞かせください。

答 高齢者の方の運転される場合の事故が結構頻繁に起こっているということもございまして、高齢者講習をしっかりやっていこうという我々の考え方の下に、例えば認知機能検査や、それから高齢者講習をしっかりやっていく今の状況でありまして、先般の委員会でもいろいろ議論が出たところでございますけれども、確かに待ち時間については、多くの高齢運転者の方々に御不便や御迷惑をおかけしているということでございまして、今、全国的にその短縮に全力を挙げているところであります。
 例えば、その短縮としては、先ほど申し上げた認知機能検査や高齢者講習を警察が直接実施する、あるいはまた自動車教習所の予約状況についてしっかりと情報提供をする、さらに自動車教習所への委託料を引き上げて対応していくということを、今、努力している最中でございます。
 こうした取組で、待ち期間が大幅に短縮した県がある一方で、依然として長期にわたって待ち時間が見受けられる県もあるということでございまして、一層の改善に向けて警察を指導してまいりたいと思っております。
 なお、もし更新が間に合わない可能性がある方や、あるいは免許を失効してしまった方がおられましたら、講習等の受講が可能な自動車教習所を紹介したり、あるいは再取得の手続の相談を行ったりしているところでございます。運転免許センター等に、できる限り早く電話をしていただくように、お願い申し上げたいと思っております。