国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成31年3月28日(木)12:01~12:05

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、平成30年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等への対応状況等について報告等がございました。以上です。

問 次長に伺います。平成30年中のDVの対応状況が公表されました。DVの相談件数は、DV防止法施行後最多となって、刑法犯・特別法犯、共に増加しておりますが、このような状況に対する受け止めと、取組についてお聞かせください。

答 (次長)お尋ねのとおり、平成30年中のDV事案の相談等の件数につきましては、過去最多となりました。
 こうした情勢を踏まえ、警察としては、引き続き、事案に応じて、その危険性等を見極めつつ、被害者の保護、事件検挙等の必要な措置を執ることとしていますが、併せて関係機関等による適切な対応が講じられることも大事だと認識しております。
 今後とも、被害者等の安全確保を最優先に、関係機関等と連携を図りつつ、的確に対処してまいりたいと考えております。

問 次長にお尋ねします。暴力団情勢について、先日まとまったところですけれども、昨年末時点の勢力で3万人まで減っています。年々、減っている傾向が続いているわけですけれども、一方で、山口組は三つ巴状態が続いて、発生自体は表面的には比較的落ち着いてきたと思います。現在の暴力団情勢の御認識、対応についてお願いします。

答 (次長)お尋ねのとおりですが、暴力団の構成員等の数は、30年末現在で30,500人となっておりまして、減少傾向が続いてきています。
 また、山口組は3つに分裂した後、対立状態が今も続いており、これについては引き続き、警戒が必要だと認識しているところです。
 警察といたしましては、今後とも、情勢に応じて的確な措置を執ることにより、市民の生活の安全と平穏の確保に努めてまいりたいと考えております。