国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成31年4月11日(木)11:49~11:53

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、G7内務大臣会合の開催結果等について報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。ただいまお話のありましたG7内務大臣会合、松本次長が出席されテロ対策等について議論されたとのことですが、今回の会合についての成果等についてお聞かせください。

答 (長官)G7内務大臣会合が先週フランス・パリで開催されました。我が国からは、大臣に代わり松本次長が出席し議論に参画いたしました。会合の結果、テロリストによるインターネット利用対策等で国際協力を強化していくこと等で一致いたしました。
 我が国からは、最近の我が国の事情、すなわち本年のG20大阪サミット、 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等に向けて、国際テロ対策等における協力を要請し、賛同を得たという報告を受けております。
 この会合は、我が国にとってテロ対策等を強化していく上で有意義なものと考えておりまして、今回の会合の成果も踏まえまして、G7を含む国際社会との間で治安分野における一層の連携強化を図ってまいりたいと考えております。

問 長官にお尋ねします。4月の組織改正により警備運用部が設置されました。この設置の意義と、相次ぐ災害や大規模警備への対応について改めてお考えをお聞かせください。

答 (長官)警察にとりまして、今後、皇位の継承に伴う一連の式典、G20大阪サミット、来年は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等、国際的にも注目される大規模な行事が相次いで行われます。また、近年は、複雑困難で長期を要するような対応が求められる災害が続発しているという事情もあります。このようなことから、このたび、警察庁警備局に警備運用部を設置したところであります。
 これによって、平素の警備実施と緊急事態への対処の双方に関する各種施策を効率的に推進し、そして、大規模警備事象と大規模災害等の緊急事態が複合するようなときでも、より迅速・的確、そしてきめ細やかな対応を行っていくこととしております。
 この新たな体制の下、警備諸対策に万全を期してまいりたいと存じます。