国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和元年5月16日(木)11:45~11:48

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から平成30年度中における犯罪被害給付制度の運用状況等について報告等がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。今お話のありました犯罪被害給付制度の昨年度の実施運用状況について、昨年度親族間犯罪の要件緩和等制度の改正がなされたところですが、制度そして運用状況に関するお考えをお願いします。

答 (長官)犯罪被害給付制度は、第3次犯罪被害者等基本計画の下、犯罪被害者遺族、民間犯罪被害者支援団体を含めた有識者検討会を警察庁に設置いたしまして、その提言を踏まえまして、昨年4月に制度の改正がなされました。
 その改正によりまして、犯罪で親を亡くされた幼いお子様や長期の療養を受ける重傷の方々等への給付金の引上げ、仮給付金の上限の引上げ等がなされたところです。
 今回取りまとめました昨年度の運用状況では、この新たな制度が適用されて、従来の同様のケースと比べ手厚い給付金の支給がなされるケースを数え始めているということを申し上げておきたいと存じます。
 引き続き、犯罪被害者等の方々が犯罪被害等を早期に軽減されて、再び平穏な生活を取り戻されることができるように、関係機関・団体と共にその支援に努めてまいりたいと存じます。