国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和元年7月11日(木)11:26~11:29

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、令和2年度警察庁予算概算要求重点項目案について説明があり、これを原案どおり決定するなどいたしました。以上です。

問  長官にお尋ねします。西日本豪雨から1年、九州北部豪雨から2年経ったところです。警察庁は今年4月に警備運用部を設置するなど、災害対応、態勢を整えているところですけれども、警察による災害対応、対策についてのお考えを改めてお願いします。

答 (長官)お話しいただきました一昨年、昨年の豪雨、これは近年例を見ない形態、そして規模の豪雨災害でありました。予報段階での態勢、災害発生時の対処活動の在り方を改めて考えさせるものでありました。
 これらの豪雨を含めた過去の災害から得られた教訓を踏まえまして、警察では、警察災害派遣隊による即応態勢の確保、関係機関と連携した実戦的訓練、装備資機材の充実強化等の諸対策に取り組むとともに、対処に当たる警察官自身の安全確保にも十分配意することとしております。
 また、お話しいただきましたように、本年4月、警察庁警備局に警備運用部を設置し、災害発生時の警察庁の指導・調整機能、複合事態への対応力を強化したところであります。
 いかなる事態にも的確に対処し得るよう、平素から実戦的訓練をはじめとする災害への備えを進めるとともに、早期の警戒態勢の整備、発災時における迅速な救出救助等、災害対応に万全を期してまいりたいと存じます。