国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和元年12月12日(木)11:35~11:38

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、最近の暴力団情勢と対策等についての報告がありました。私の方からは以上です。

問  あおり運転対策について伺います。警察庁で厳罰化の検討を進めていまして、具体的な方向性はできましたけれども、改めて、あおり運転対策について、大臣の所見をお願いします。

答 (大臣)これは、意図的に危険を生じさせる極めて悪質な行為でありまして、厳正な取締りに加えて、新たな法整備を行う必要があると考えております。
 警察庁におきましては、「あおり運転」に対する罰則を創設するとともに、「あおり運転」をした者については、運転免許の取消処分を行うことができるよう、道路交通法改正の検討を進めているところでありまして、できる限り早期に結論を得られるように進めてまいりたいと、このように思っております。

問  長官にお尋ねします。六代目山口組と神戸山口組の対立抗争の関係ですけれども、特定抗争指定暴力団等の指定に向けて、意見聴取の手続が本日始まったところです。この問題、何度も伺ってますけれども、特定抗争指定暴力団等の指定に向けて動き出すということで、この対応についてのお考えをお願いします。

答 (長官)最近、指定暴力団の六代目山口組と神戸山口組に関わる、凶器を使用した殺傷事件が続いており、地域社会に不安を与えている状況です。
 こうした状況を受けて、本日、関係府県の公安委員会は、この二つの指定暴力団を「特定抗争指定暴力団等」として指定すべく、両者に対する手続を開始したとの報告を受けております。
 警察におきましては、対立抗争を封じるため、引き続き、暴力団対策法の活用を始め、必要な警戒、取締りを進めてまいりたいと存じます。