国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和2年3月5日(木)11:37~11:40

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。令和元年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等の案件がございました。私の方からは、以上であります。

問  大臣にお伺いします。今お話ありましたけれども、サイバー空間の脅威をめぐる情勢がまとまりました。結果は非常に深刻であるといえると思いますけれども、オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、どう対策を進めていくのかお願いします。

答 (大臣)令和元年中においても、様々なサイバー攻撃が発生するなど、サイバー空間をめぐる脅威は深刻な状況が続いていると認識しています。
 こうした中、警察においては、東京大会に向けた対策として、大会組織委員会をはじめとする関係機関と協力し、サイバー攻撃に関する情報の収集・分析、共有を行うとともに、共同対処訓練を実施するなど、各種対策を推進しているものと承知をいたしております。
 引き続き、東京大会に向けた各種対策について、詰めの調整・確認を進め、大会の安全・円滑な開催に向け、万全を期してまいりたいと、このように思っております。

問  長官にお尋ねします。昨年のDV・ストーカーの状況がまとまったところです。DVについては、相談件数、検挙件数とも過去最多、増加傾向が続いています。現状の受け止めと、DVに対する警察の対応について、お考えをお願いします。

答 (長官)お尋ねがありましたとおり、令和元年中のDV事案の相談等の件数は、DV防止法施行後最多となりました。8万2,207件で、これは前年に比べて4,725件の増加です。
 こうした情勢を踏まえ、警察としては、事案に応じて、被害者の保護、あるいは事件検挙等の措置を適切に講じていますが、併せて、関係機関等において適切な対応をしていただくことも重要だと考えています。
 今後とも、まずは被害者の方々等の安全確保を最優先に、関係機関等と連携を図りながら、適切に対処してまいりたいと考えております。