国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和2年5月14日(木)10:36 ~ 10:40

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。新型コロナウイルス感染症への対応等の案件がございました。また、本日は、公安委員会を電話会議により開催いたしました。私の方からは、以上であります。

問 大臣にお伺いします。新型コロナウイルス感染症の影響で、交通事故が減少しているとの報道がありますが、現状とこれについての大臣のお考えをお聞かせください。

答 (大臣)4月中の人身事故総数は前年比約36パーセントの減少となっております。また、死者数につきましては約20パーセントの減少となっております。
 交通事故の減少は交通量の減少を一定程度反映したものと見受けられますが、 4月中におきましても、交通事故死者数が前年より増加している都道府県もあり、引き続き、適切な交通指導、取締りを推進するなど、交通事故防止に努めてまいりたいと、このように考えております。

問 長官にお尋ねします。本日の公安委員会ですけれども、風営法の施行規則の改正が行われており、ぱちんこの関係と聞いておりますけれども、今回の規則等の改正の内容、趣旨について、お願いします。

答 (長官)ぱちんこ等の遊技機については、平成30年2月に風営適正化法施行規則等を改正して、遊技球等の獲得性能に関する遊技機の基準、いわゆる出玉基準の見直しを行い、それに伴い、一定の経過措置期間を設けたところです。
 今回の改正は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、改正後の基準に沿った遊技機への入替を経過措置期間内に行うことが難しくなっており、また、入替作業に伴う感染リスクも懸念されることから、経過措置期間の1年延長を行うものです。
 警察としては、遊技機の入替を含め、業界の健全化に向けた取組が一層推進されるよう、引き続き指導してまいります。

問 大臣、今日、電話会議とおっしゃいました。初めてというか、珍しい取組だと思います。感想と言いますか、されてみていかがだったでしょうか。

答 (大臣)今、御承知のように、緊急事態宣言が出ておりまして、あらゆる、こうした事態に対応できる能力というものを持っておかなければならないと思います。そうしたことを踏まえた上では、非常に良い経験であったと思いますし、会議の進行自体にも支障を来さなかったということでは、今後の危機対応としては、一つ良いモデルケースになったのではないかと、このように思っております。