国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和2年7月16日(木)11:26~11:28

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況についてお話申し上げます。武田委員長は、今日、防災担当大臣としての災害対策用務で欠席のため、私が会見を代理いたします。令和2年7月豪雨に伴う警察活動等の案件がございました。以上でございます。

問  長官にお尋ねします。新型コロナウイルスの関係ですけれども、今また感染が増加している状況にあります。こうした中、いわゆるこれに絡んだ詐欺のような事件が懸念されるわけですけれども、新型コロナに絡む詐欺の被害状況、警察の対応について、お願いします。

答 (長官)新型コロナウイルス感染症に関連した特殊詐欺については、7月13日現在、41件、被害総額約7,260万円の被害の発生を確認しています。警察では、取締りと被害防止の両面において対策を進めております。
 また、これらの被害の中では、例えば、自治体職員を名乗る者から電話があり「コロナ関連の給付金を受け取るには、キャッシュカードを新しくする必要があるので、これから職員を向かわせる。」等と言われ、自宅を訪れた犯人にキャッシュカードをだまし取られるという被害も確認されているところです。
 この例に即して言いますと、自治体職員が給付金等の手続のためにキャッシュカードを預かることはありませんので、国民の皆様には、キャッシュカードを他人には渡さないということを改めて徹底していただきたいと思います。
 また、一般的なご注意としては、特殊詐欺の被害に遭わないためには、そもそも犯人からの電話を直接受けないということが大変効果的であると考えており、その意味で、警察では、留守番電話機能の活用等を呼び掛けているところです。
 いずれにしても、もし、不審な電話やメール等を受けた場合には、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110番」などに相談していただきたいと考えております。