国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和2年10月13日(火)10:51~11:03

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  昨日、北海道警の交通機動隊の警部補が、速度違反をねつ造して、虚偽の反則切符を交付した疑いで逮捕されています。警部補は、レーザー式の速度計測装置が搭載されたパトカーの特性を悪用しており、不正な取締りは40件余りに上っています。道警側も、撮影画像の確認等、管理体制が不十分だったというのは認めていますが、大臣が把握されている範囲で御所感と、もし、今後の対応策や防止策等、お考えがあれば聞かせてください。

答  速度違反取締りにおいて、今言われたような証拠の偽造が行われて警察官が逮捕されたことは、本当に遺憾なことであると思います。
 北海道警察において、今後、適正に捜査を行っていくものと承知をしていますが、その取締りの確保のため、取締りの機器の改良も含め対策を講じると聞いておりますので、これは具体的にどうなるのかということも含め、私たちも注視をしていかなければならないと思っています。

問  今週にも、平井大臣と河野大臣との「2+1」があると思います。警察行政のデジタル改革、行政改革で、大臣が期待するところがあれば、御所見をお願いします。

答  これは私どもがやっていく話ですので、正に、私たちが皆さんに期待されて、注視されている立場だと思います。
 運転免許証のデジタル化等々を言ってまいりました。罹災証明書のオンライン化で迅速な申請からの受け渡しができるかどうか、あるいは、逮捕状の請求・発付についてこれまでも述べてまいりました。そのほかにも、いろいろな課題、あるいは、これまでも私の就任以前から取り組んできた防災にしても、警察の中でもいろいろあるかと思いますので、国民の皆さんの利便向上につながるものは、いろいろな課題があろうかと思いますので、この課題の処理を迅速にしたいと。中身はまだ分かりませんが、いろいろな提案もあるのではないかと思っています。

問  今の関連で、平井大臣と河野大臣との会合というのは、どういう位置付けでやっていくお考えなのでしょうか。新たに立ち上げてやるのか、それとも意見交換会なのでしょうか。

答  位置付けというか、政府・菅政権の重要な政策課題を迅速に進めていくということであり、私だけでなく、いろいろな閣僚の皆さんとも話をされていると思いますので、その課題解決の一つの過程だと思っています。

問  普通に意見交換の場と捉えてよろしいのでしょうか。それとも正式な会議体というか。

答  大臣が話すわけですから、これは正式も非公式もないと思います。このような会談は初めてではありません。非公式なのか正式なのかも意識しないで話し合ったことはあります。特に皆さんが外に発信されたからそういう形になっているかもしれませんが、決して初めてのことではありません。