国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和2年10月15日(木)11:36~11:39

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   私からはございません。何かございましたら。

問  大臣にお伺いします。最近、ガスや消防等の点検を装って民家に押し入り現金を奪うなどの、いわゆる「点検強盗」が相次いでいます。この発生状況や警察の対応について、お聞かせください。

答 (大臣)警察庁においては、本年8月以降本日まで、ガス点検等を装って住宅に侵入し、家人を縛るなどして金品を奪うといった強盗事件等が15件発生していることを把握しているところです。
 このような犯罪は、大変凶悪で許し難いものであります。警察においては 、鋭意捜査を進めるとともに、防犯情報の提供やパトロール等の警戒活動の強化等により被害の防止を図っているところです。
 国民の皆様にも、在宅時であっても施錠を徹底すること、あるいは「これから点検に行く」という電話があった場合や「点検に来た」旨の訪問者があった場合のガス会社等への事実確認、これは、突然「これから行く」という場合は、特に気をつけていただきたいと思います。また、不審点を感じた場合の110番通報等をお願いしたいと思います。

問  長官にお尋ねします。新型コロナウイルス対策の国の制度である持続化給付金を詐取する事件の検挙・摘発が相次いでいます。この事件の状況と警察としての対応について、お願いします。

答 (長官)持続化給付金の詐欺について、警察において昨日10月14日時点で把握している数字は次のとおりです。29件・47人を検挙しており、その立件総額は2,800万円です。
 このほか、持続化給付金の申請や受給等に関して、事件性が判然としない、事件かどうかわからないものも含めると、昨日時点で約1,600件の相談が都道府県警察に寄せられているところです。
 いずれにしても、警察としては、刑事事件として取り上げるべきものがあれば、法と証拠に基づいて厳正に対処してまいりたいと考えております。