国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和2年11月10日(火)9:36~9:50

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  大統領選でバイデン氏が勝利を確実なものとしたことについての受け止めと、今後の日米テロ対策や犯罪捜査における引き続きの日米協力関係の在り方について、お聞かせください。

答  まずは菅内閣の一員として、私からも祝意を伝えたいと思います。
 米国は、言うまでもなく日本にとって同盟国です。安全保障上の観点からも、あるいは、来年のオリンピック・パラリンピックの警備を万全なものにしなければならないという観点からも、情報の共有等様々な協力関係を築いてきたと思います。
 改めて、私も、国家公安委員会、警察行政を担当する閣僚として重要な関わりがあるという認識の下、パートナーという認識も深く持ち、引き続き、両国の発展のために力を尽くしてまいりたいと思います。また、その意味での大きな祝意も含めた歓迎といった気持ちを持っております。

問  先般北海道警で発覚した、交通機動隊のレーザーパトカーによる速度違反の不正取締りに関連して2点お伺いします。1点目は、道警は今回の不正の取締りによって、関わった警察官等の懲戒処分等をしていますが、そのほか、道警では47件の不正検挙のほか、レーザーのリモコンの誤操作による不適切な取締りも7件確認されたとしています。他の都府県警で、こういった不適切な取締りや、故意による不正取締りが過去にあったかどうか、把握されているのであれば教えてください。

答 走行中においても作動する車両速度計測装置を導入している県が3県あり、その3県において調査を実施しましたが、過去に不適正な取締りはなかったとの報告を受けています。

問  2点目ですが、こういう道警と同様の不正な取締りを起こしかねないレーザーパトカーを運用している都府県警はほかに何箇所あるか把握されていますでしょうか。保有台数や稼働状況についても把握しているのであれば教えてください。

答  走行中においても作動する車両速度計測装置は、北海道警察以外に3県で稼働しているという報告を受けています。
 これらについては、走行中に同装置が作動しない改修を本年中に完了させるよう、警察庁から指示がなされているという報告を受けています。

問  道警のほかの3県というのは、具体的にどこの県か分かればということと、保有台数と稼働状況というところまで分かりますでしょうか。

答  岩手県、熊本県、沖縄県で、岩手県が4式、熊本3式、沖縄6式です。