臨時委員会の開催状況
第1 日 時 平成16年10月31日(日)
午前11時35分~午後0時15分
第2 出席者 村田委員長、渡邊、荻野、川口、大森各委員
長官、警備局長
第3 議事の概要
委員長より、会議の冒頭、在イラク邦人人質殺害事件に関し、「無辜の日本人をこのような形で殺害するという残虐な行為に強い怒りを覚える。国家公安委員会としては、本件につき警察庁から報告を受けた上で、委員の皆様方から御意見等をいただきたい。」旨、発言があった。
1 報告事項
(1)在イラク邦人人質事件に対する警察の対応について
警備局長から、イラクにおいて発生した日本人人質殺害事件に関し、事案の概要、本件に対する捜査態勢及び家族対策の実施、警戒警備の実施等の今後の対応について報告がなされた。
(2)委員長より、「被害者の御遺体が本邦に到着した後の手続はどうなるのか。」旨、質問があり、警備局長より、「御家族の意向等との関係もあるが、基本的には、遺体を福岡県まで運搬し、福岡県警察において、検視や司法解剖等を行うことを考えている。」旨、説明があった。
(3)大森委員より、「本件事件に対する評価は、冒頭で委員長が述べられたとおりであり、私も同感である。要するに、被害者の行為についての評価はともかく、完全な丸腰の民間人をこのような残虐な方法で殺害するに至ったということについては、日本国として抗議の意を表明することは当然である。警察においては、本件事件の真相解明のため、できる限りの捜査を尽くしていただきたい。」旨、発言があった。
(4)渡邊委員より、「私も委員長や大森委員の発言に全く賛成である。また、本件事件を通じ、長官が先般来言われているとおり、国際テロ組織が日本を標的として活動するということが明らかとなったわけであるから、警察としては、真相究明のための捜査と同時に、今後の類似の事件や広く一般にテロ行為が起きないよう、情報収集活動等態勢の更なる強化をしていただきたい。」旨、発言があった。
(5)荻野委員より、「当面の対応等については、皆様方と全く同意見であり、具体的には、警察庁から説明のあったような方針で結構であるが、もう少し基本的な問題として、政府全体、あるいは日本全体として、『テロには屈しない』ということを改めて再確認する必要があると思う。杞憂かもしれないが、本件事件を契機として、今後の政府の対応に少しぶれが生ずることも考えられるので、そのようなことのないよう、よろしくお願いしたい。」旨、発言があり、長官より、「総理大臣も声明の中で『我が国としては、引き続き、国際社会と協調し、イラクの人々のために自衛隊による人道復興支援を行うとともに、断固たる姿勢でテロとの闘いを継続してまいります。』と述べられているところである。」旨、説明があり、さらに、委員長より、「今後、しかるべき発言の場もあると思われるが、その際には、委員御指摘の点についても発言したい。」旨、発言があった。
(6)川口委員より、「被害者は、武装組織の自衛隊撤退を要求する声明の中にあったように、人質となってから48時間以内に殺害されていたのか。」旨、質問があり、警備局長より、「現時点では、死亡推定時刻等については明らかではない。」旨、説明があった。
(7)委員長より、「在イラク邦人人質事件を契機とするデモ行為等は起きているのか。」旨、質問があり、警備局長より、「事件発生後、若干の動きはあったが、現時点では大きなものはない。」旨、説明した。