定例委員会の開催状況

第1   平成21022日(木)

午前0分 午前1005

第2 出席者 中井委員長、佐藤、吉田、葛西、長谷川、田尾各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

第3  議事の概要

  議題事項

(1)自動車安全運転センター証明書交付手数料変更の承認及び役員の選任(再任)の認可について

交通局長から、自動車安全運転センター法の規定に基づき、同センターから国家公安委員会に対して、経歴証明書及び交通事故証明書交付手数料を変更する旨の承認申請並びに、役員の選任の認可(再任4人)についての申請がなされたので、証明書交付手数料の変更については承認を、役員の選任については認可を行いたい旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、一部修正の上、その内容を了承した。

  報告事項

(1)警察庁長官に対する開示請求の決定等について(行政機関情報公開法関係)

官房長から、警察庁長官に対してなされた行政機関情報公開法関係の開示請求に対する決定について報告があった。

(2)第42回全国少年補導職員等研修会の開催及び皇太子殿下の御接見について

生活安全局長から、10月28日から30日までの間、第42回全国少年補導職員等研修会を開催し、本研修中の10月29日、東宮御所において、皇太子殿下の御接見を賜る予定である旨の報告があった。

(3)第6回東アジア地域組織犯罪対策会議の開催について

刑事局長から、10月29日から31日までの間、東京都内において、15か国・地域から捜査幹部等の参加を得て、第6回東アジア地域組織犯罪対策会議を開催する旨の報告があった。

佐藤委員より、「招へい国・地域の中にインドネシアが入っていないのは不思議である。日本の組織犯罪に関係がある国との会議として始めたことから入っていないのかと思うが、日本の立場から見て、ASEAN諸国の中でも、特にインドネシア警察との関係が深いことを考慮すれば、来年からはこちらから誘ってでもインドネシアには参加してもらった方が良いと思う」旨の発言があり、刑事局長から、「以前に御指摘を受け、インドネシアにオブザーバーとして参加してもらってから2年経過したこともあり、来年からは招へい国とすべく予算を要求しているところである」旨の説明があった。

吉田委員より、「何度もこの種の会議において、台湾のことが出ていると思うが、台湾と犯罪に関する情報交換を密にしなければならないという思いがある。この会議は、日本がイニシアチブをとっているが、台湾の会議への参加に関し、積極的役割を果たす努力がなされているのか」旨の質問があり、刑事局長から、「日本の治安にとって今重要なのは、中国当局に、中国人の犯罪、特に組織犯罪に関心を持ってもらい、対策をとってもらうことである。一方、台湾の参加については、昨年指摘を受けてから、検討を行っているところであるが、現在のところは、台湾とは、バイの会議を行い、情報交換を行っている」旨の説明があり、葛西委員より、「犯罪捜査の観点からは、台湾とはバイでより密接に情報交換を行う方が良いと思うが、台湾との情報交換はかなり綿密に行われていると考えて良いか」旨の質問があり、刑事局長から、「特に薬物と組織犯罪についてはかなりの頻度で情報交換を行っている」旨の説明があり、委員長より、「台湾が問題であるというわけではないが、犯罪組織の存在や様々な犯罪の日本への流入等を考えると、放っておくわけにはいかないということは間違いないと思う。他の国・地域とは会議だけでなく、一対一でも情報交換を行っていることからすると、会議で台湾と情報交換を行うことも大事であるという思いもある。台湾の会議への参加に向けて、努力していただきたい」旨の発言があった。

(4)第78回ICPO総会等の開催結果について

刑事局長から、「10月13日から15日までの間、シンガポール共和国において、第78回ICPO総会が開催され、我が国からは警察庁次長以下10名が出席した。本総会では、執行委員が改選され、当庁職員が当選した」旨の報告があった。

(5)鳩山内閣総理大臣のタイ訪問(ASEAN関連首脳会議等出席)に伴う警護警備について

警備局長から、鳩山内閣総理大臣は、10月23日から25日までの間、ASEAN関連首脳会議等出席のため、タイを訪問する予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。

(6)皇太子殿下の第24回国民文化祭・しずおか2009御臨場等(静岡県)に伴う警衛警備について

警備局長から、皇太子殿下は、10月24日及び25日、第24回国民文化祭・しずおか2009御臨場等のため、静岡県へ行啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

3 その他

(1)官房長から、国家公安委員会委員長は、10月22日から24日までの間、治安関係閣僚等との会談のために、大韓民国を訪問する予定であり、その間の事務代理として法務大臣が命ぜられている旨の報告があった。