定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成23年4月21日(木)

午前10時00分 午前11時30分


第2 出席者 中野委員長、長谷川、田尾、髙木、山本、前田各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

首席監察官、国家公安委員会会務官


第3  議事の概要

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、「5月16日付け地方警務官7名の人事案件につい
て発令していただきたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律施行令の
一部を改正する政令案について

官房長から、警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関し、
東北地方太平洋沖地震により行方不明となった者に係る死亡の推定
について定める「警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関す
る法律施行令の一部を改正する政令案」について説明があり、原案
どおり決定した。

(3)行政文書不開示決定に係る異議申立てに関する決定について

国家公安委員会会務官から、国家公安委員会委員長が行った行政
文書不開示決定に対してなされた異議申立てについて却下すること
としたい旨の説明があり、原案どおり決定した。

(4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答
を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、内
容を一部修正の上、その内容を了承した。

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)平成22年度会計監査実施結果について

官房長から、会計の監査に関する規則(平成16年国家公安委員
会規則第9号)に基づく平成22年度会計監査の実施結果について、
「捜査費の執行に関し、関係書類の点検、関係職員への聞き取り調
査等を実施するとともに、物品購入等に係る契約に関し、取引業者
の帳簿と警察の会計文書の突合を行うなどの方法により実施し、一
部の部署については、改善措置を講じるよう指導等を行う。本年度
においても引き続き厳正な会計監査を行うこととしている」旨の報
告があった。

(3)平成22年度中における犯罪被害給付制度の運用状況について

官房長から、平成22年度中、534人の犯罪被害者に係る犯罪
被害に関し、約13億1,100万円の犯罪被害者等給付金を支給
する裁定が行われたことなど、申請・裁定の状況等について報告が
あった。

(4)インターネット上の児童ポルノのブロッキングの実施について

生活安全局長から、インターネット上の児童ポルノのブロッキン
グの実施について、「インターネット利用者による特定のウェブサ
イトへのアクセスを遮断することによって児童ポルノの閲覧を防止
する措置である『ブロッキング』が、政府における環境整備等を踏
まえ、この度、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)
により自主的に実施されるものである」旨の報告があった。

(5)第17回統一地方選挙における違反取締状況等について

刑事局長から、第17回統一地方選挙における違反取締状況等に
ついて報告があった。

(6)小学生6名が死亡する交通事故の発生について

交通局長から、平成23年4月18日に栃木県鹿沼市で発生した
小学生6名が死亡する交通事故の概要等について報告があった。

(7)東日本大震災に伴う警察措置について

警備局長から、東日本大震災に伴う警察措置に関し、福島第一原
子力発電所周辺における活動及び被災県警察に対する支援体制の強
化について報告があり、関連発言として、刑事局長から、主な被災
地である岩手、宮城、福島3県における死体取扱及び身元確認状況
等について、生活安全局長から、避難所において相談受理等に従事
する特別派遣の女性警察官による被災者支援の状況及び被災地等に
おける震災に便乗した詐欺、悪質商法、悪質な流言飛語等に対する
防犯、取締り活動の強化について、交通局長から、主な被災地3県
及び震災関連地を管轄する14都県における運転免許証の再交付の
状況について、情報通信局長から、各種警察通信活動の状況につい
て、官房長から、現在検討中の「東日本大震災復興の基本方針及び
組織に関する法律案(仮称)」の概要及び警察職員の被災状況につ
いて、それぞれ報告があった。