定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成23年11月17日(木)

午前10時00分 午前11時25分


第2 出席者 山岡委員長、長谷川、田尾、髙木、山本、前田各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

首席監察官、国家公安委員会会務官


第3  議事の概要

1 議題事項

(1)警察庁長官等の評価手続について

警察庁長官等の評価手続について実施した。

(2)国家公安委員会委員長に対する行政文書開示請求に関する決定に
ついて

国家公安委員会会務官から、国家公安委員会委員長に対して10
月17日及び10月21日になされた行政文書の開示請求に関する
開示決定についてそれぞれ説明があり、原案どおり決定した。

(3)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「北海道警察の巡査部長が、不適切な異性交際
をした事案等に関し、北海道警察は、国家公安委員会の了承が得ら
れれば、11月18日、監督責任として、地方警務官の警察署長を
本部長注意の措置とする予定である」旨の説明があり、原案どおり
了承した。

(4)第2次地域主権改革推進法の一部施行に伴う下位法令の整備につ
いて

交通局長から、第2次地域主権改革推進法の一部施行に伴う下位
法令の整備について説明があり、原案どおり決定した。

(5)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答
を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、そ
の内容を了承した。

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)平成24年警察庁月間等について

官房長から、平成24年警察庁月間等について報告があった。

(3)東日本大震災復興基本方針に基づく復興施策についての工程表に
ついて

官房長から、東日本大震災復興基本方針に基づく復興施策につい
ての工程表について報告があった。

(4)「義務付け・枠付けの見直し」に係る閣議決定について

官房長から、「義務付け・枠付けの見直し」に係る閣議決定につ
いて報告があった。

(5)「地方向け補助金等の一括交付金化」への対応について

官房長から、「地方向け補助金等の一括交付金化」への対応につ
いて報告があった。

委員長より、「先般、内閣府より検討要請があったと報告があっ
たが、警察にとって一括交付金化はなじまないということについて
理解は得られているのか」旨の発言があり、官房長から、「内閣府
に対しては、先般の国家公安委員会での議論について伝えている。
今回は、『本件は、国家公安委員会に諮った上で回答する』と伝え
てあり、『警察として受け入れることは難しい』旨回答したい」旨
の説明があった。

委員長より、「警察の実情について、きちんと伝えてもらいたい。
いざとなれば、自分からも担当大臣に話したい」旨の発言があった。

(6)監察の取扱い事案について

首席監察官から、1(3)で説明のあった北海道警察の巡査部長
による不適切異性交際等事案に関し、「北海道警察は、11月18
日、同巡査部長を懲戒免職処分とするとともに、監督責任として、
上司3名を所属長注意の措置とする予定である」旨及び「大阪府警
察の巡査長が、女性の下着を窃取したとして、10月28日に現行
犯逮捕された事案等に関し、同府警察は、11月18日、同巡査長
を懲戒免職処分とする予定である」旨の報告があった。

(7)千葉市中央区における刃物使用バスジャック事件の検挙について
(千葉県警察)

刑事局長から、11月16日に発生した千葉市中央区における刃
物使用バスジャック事件の検挙について報告があった。

委員長より、「本件の被疑者は、以前も凶悪事件を起こしている
との報道があったが、今回も重大な事件を引き起こしており、犯罪
を繰り返す者の対策は困難な問題である。加害者の人権だけではな
く、被害者を生まないために、難しいことではあるが、現行の法制
度を見直していくことも必要ではないかと思う」旨の発言があった。

(8)司法書士資格を悪用した偽造有印私文書行使等事件の検挙につい
て(愛知県警察)

刑事局長から、司法書士資格を悪用した偽造有印私文書行使等事
件の検挙について報告があった。

(9)皇太子殿下の第35回全国育樹祭御臨場等に伴う警衛警備につい

警備局長から、「皇太子殿下は、11月19日から11月21日
までの間、第35回全国育樹祭御臨場等のため、奈良県へ行啓にな
る予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する」旨の報告
があった。

(10)団体規制法に基づく警察庁長官の意見陳述について

警備局長から、「団体規制法第12条第2項の規定に基づき、公
安調査庁長官から警察庁長官に、オウム真理教に対する同法第5条
第4項(観察処分の期間更新)の処分請求に係る意見を求められた
ことから、警察庁長官からは、同項の処分請求が必要である旨の意
見を陳述することとした」旨の報告があった。

(11)東日本大震災に伴う警察措置について

警備局長から、東日本大震災に伴う警察措置に関し、これまでの
特別派遣部隊の数、行方不明者の捜索活動等について報告があり、
関連発言として、刑事局長から、身元確認状況について、生活安全
局長から、防犯活動等について、それぞれ報告があった。