定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成24年6月7日(木)

午前10時00分 午前11時25分


第2 出席者 松原委員長、長谷川、田尾、髙木、山本、前田各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、
警備局長、情報通信局長
首席監察官


第3  議事の概要

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、「6月15日付け地方警務官1名の人事案件について
発令していただきたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)入管法等改正法の施行に伴う内閣府令等の改正案について

官房長から、入管法等改正法の施行に伴う内閣府令等の改正案につ
いて説明があり、原案どおり決定した。

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を
要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、内容を
一部修正の上、その内容を了承した。

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「北海道警察の巡査が、警察署の留置施設に収容
されていた被留置者に対して、共犯被疑者と通謀することを知りなが
ら携帯電話機を差し入れて使用させるなどした事案に関し、北海道警
察は、6月7日、同巡査を懲戒免職処分とするとともに、監督責任と
して、上司らを本部長訓戒等の措置とする予定である」旨及び「警視
庁の警部補が、公然わいせつをしたとして、4月8日に通常逮捕され
た事案等に関し、警視庁は、6月8日、同警部補を懲戒免職処分とす
るとともに、監督責任として、上司を警視総監注意の措置とする予定
である」旨の報告があった。

(3)地域警察官に係る拳銃使用事案及び拳銃奪取事案について

生活安全局長から、地域警察官に係る拳銃使用事案及び拳銃奪取事
案について報告があった。

(4)オウム真理教関係特別手配被疑者の逮捕等について(警視庁)

刑事局長から、オウム真理教関係特別手配被疑者菊地直子の逮捕等
について報告があった。
 髙木委員より、「高橋克也に関する逃走後の情報は得られているの
か」旨の発言があり、刑事局長から、「現在鋭意捜査中である。最新
の映像を新たに入手したことから、これも公開しているが、全国警察
に指示し、追跡を行っているところである」旨の報告があった。

(5)寬仁親王殿下の薨去に伴う警衛警護警備について

警備局長から、「寬仁親王殿下は、6月6日午後3時35分、多臓
器不全のため、御入院先の財団法人佐々木研究所付属杏雲堂病院で薨
去された。これに伴い、所要の警衛警護警備を実施する」旨の報告が
あった。

(6)中核派非公然アジトの摘発等について

警備局長から、中核派非公然アジト「立川アジト」の摘発等につい
て報告があった。

(7)中国大使館員による外国人登録虚偽申請事件について

警備局長から、中国大使館員による外国人登録虚偽申請事件につい
て報告があった。

(8)東日本大震災に伴う警察措置について

警備局長から、東日本大震災に伴う警察措置に関し、行方不明者の
捜索活動、福島第一原子力発電所周辺における警察活動等について報
告があり、関連発言として、刑事局長から、身元確認状況について、
生活安全局長から、防犯活動等について、それぞれ報告があった。

(9)米空軍特別捜査局からの当庁職員に対する感謝状の贈呈について

情報通信局長から、「米空軍関係者に係る殺人事件の証拠品である
海中に水没した携帯電話機を鑑定したところ、当該犯罪捜査への貢献
により感謝状の贈呈がなされた」旨の報告があった。
 山本委員より、「本件については敬意を表するが、これに限らず、
一般に捜査員が高い評価を受けるような活動をした場合は、それを評
価したということを公にしていくことで、創意工夫を促すという効果
が期待できるのではないかと思う。警察の活動でいい結果を出しても、
それを評価するということは一般的に少ないと感じており、やはり、
よかったところについては、よかったということを顕彰し、いい結果
を生み出す動機づけにしていくということも考えてはどうか」旨の発
言があり、長官から、「捜査に限らず、いい成果を上げた場合には、
なるべく表彰し、それを広報するという努力はしているが、更に努め
てまいりたいと思う。本件についても、警察庁と沖縄県警察において
広報しているところである」旨の説明があった。

3 その他

(1)生活安全局長から、24時間営業の牛丼チェーン店に対する防犯対
策の推進状況について報告があった。