定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成24年12月20日(木)

午前10時00分 午前11時35分


第2 出席者 小平委員長、長谷川、髙木、山本、前田各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、
警備局長、情報通信局長
首席監察官、国家公安委員会会務官


第3  議事の概要

1 議題事項

(1)行政文書不開示決定に係る異議申立てに関する決定について

国家公安委員会会務官から、「国家公安委員会委員長が行った行政
文書不開示決定に対してなされた平成23年11月4日及び同12月
15日付けの異議申立てについて、情報公開・個人情報保護審査会か
らの答申を踏まえ、棄却することとしたい」旨の説明があり、原案ど
おり決定した。

(2)国家公安委員会関係刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法
律施行規則の一部を改正する内閣府令案に対する意見の募集について

官房長から、「国家公安委員会関係刑事収容施設及び被収容者等の
処遇に関する法律施行規則の一部を改正する内閣府令」を定めるに当
たり、行政手続法第39条の規定に基づき内閣府令案を一般に公表し、
意見を募集するため、募集期間、内閣府令案の概要等について説明が
あり、原案どおり決定した。
 髙木委員より、「受動喫煙の問題等様々な議論があり、警視庁では
既に留置施設において禁煙措置を実施しているが何ら問題は生じてい
ないということではあるが、一方で、被留置者にも喫煙する権利のよ
うなものもあるのではないのかと思うが、どうなのか」旨の発言があ
り、官房長から、「警視庁において実施するときも何らかの反応があ
るのではないかと予想されたが、留置施設内では喫煙できないことを
被留置者にきちんと説明しており、これまでのところ特段問題は生じ
ていないということである。また、拘置所におけるものであるが、未
決勾留により拘禁された者に対して喫煙を禁止するという規定が、少
なくとも憲法第13条に違反するものではないという裁判例がある」
旨の説明があり、委員長より、「そのような時代の流れになっている
のだと思う」旨の発言があった。

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を
要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内
容を了承した。

2 報告事項

(1)「「警察改革の精神」の徹底のために実現すべき施策」の推進状況
について

官房長から、「「警察改革の精神」の徹底のために実現すべき施策」
の推進状況について報告があった。

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「警視庁の巡査長が、警察手帳を用い、わいせつ
目的で女子高校生を誘拐したとして、11月18日に通常逮捕された
事案に関し、警視庁は、12月21日、同巡査長を懲戒免職処分とす
る予定である」旨及び「山口県警察の警部補が、捜査費を横領するな
どした事案に関し、同県警察は、12月25日、同警部補を懲戒免職
処分とするとともに、監督責任として、上司らを本部長訓戒等の措置
とする予定である」旨の報告があった。

(3)神奈川県逗子市におけるストーカー事案相談対応経緯の確認結果等
及び同事案を踏まえた対策推進状況について

生活安全局長及び刑事局長から、神奈川県逗子市におけるストーカ
ー事案相談対応経緯の確認結果等及び同事案を踏まえた対策推進状況
等について報告があった。

(4)指名手配被疑者捜査強化月間の実施結果について

刑事局長から、本年11月に実施した指名手配被疑者捜査強化月間
における検挙状況等について報告があった。

(5)第46回衆議院議員総選挙の違反取締状況について

刑事局長から、第46回衆議院議員総選挙における違反取締りに関
し、これまでの検挙・警告状況について報告があった。

(6)天皇誕生日一般参賀及び新年一般参賀に伴う警備について

警備局長から、「12月23日に天皇誕生日一般参賀が、平成25
年1月2日に新年一般参賀が、それぞれ皇居において行われる予定で
あり、所要の警備を実施する」旨の報告があった。

3 その他

(1)官房長から、トルコにおける第2回アフガニスタン警察官訓練への
支援(柔道講師の帰国)について報告があった。

(2)刑事局長から、特定抗争指定暴力団及び特定危険指定暴力団の指定
に係る状況について報告があった。

(3)交通局長から、愛知県警察における交通事故統計の計上誤りについ
て、同県警察におけるこれまでの調査結果等の報告があった。