定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成26年4月10日(木)

午前10時00分 午前10時50分


第2 出席者 古屋委員長、長谷川、髙木、山本、前田、奥野各委員

長官、次長、官房長、刑事局長、交通局長、警備局長、
情報通信局長
審議官(生活安全局担当)、首席監察官


第3 議事の概要

1 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答
を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、そ
の内容を了承した。

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)警察庁長官に対する開示請求に係る決定及び異議申立てに係る諮
問等(情報公開法及び個人情報保護法関係)について

官房長から、警察庁長官に対してなされた情報公開法関係及び個
人情報保護法関係の開示請求に係る決定、異議申立てに係る決定等
について報告があった。また、官房長から、「警察庁長官に対する情
報公開法及び個人情報保護法関係の異議申立てに係る国家公安委員
会への報告に関しては、従前、情報公開・個人情報保護審査会から
諮問に係る答申がなされた後、その結果を踏まえ、決定する前の段
階で行っていた。しかし、異議申立てを受理し、同審査会に諮問す
る前の段階で、諮問に係る警察庁の方針を含めて報告する方がより
適切であることから、今後は、異議申立てを受理し、同審査会に諮
問する前に異議申立てに対する警察庁の方針について報告し、その
後、同審査会から異なる内容の答申を受けた場合には改めて報告し、
それ以外の場合には答申に従い処理することとしたく、御了承いた
だきたい」旨の説明があり、その内容を了承した。これを踏まえ、
官房長から、新たに情報公開・個人情報保護審査会に諮問をする予
定の異議申立て事案に係る警察庁の方針等について報告があった。

(3)警察庁職員等向けシッター派遣委託事業の実施について

官房長から、警察庁職員等向けシッター派遣委託事業の実施につ
いて報告があった。

(4)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「福井県警察の巡査部長が、2月22日に窃盗で
通常逮捕された事案に関し、福井県警察は、4月11日、同巡査部
長を懲戒免職処分とする予定である」旨の報告があった。

(5)警察用航空機の活動状況について

審議官(生活安全局担当)から、警察用航空機の活動状況につい
て報告があった。

(6)警察施設等におけるカセットボンベ使用爆発事件の発生について

刑事局長から、「1月下旬以降、札幌市北区内の警察施設、大規模
小売店舗等において、カセットボンベ使用による爆発事件が連続発
生しており、北海道警察において、捜査体制を構築して鋭意捜査す
るとともに、未然防止のための警戒を徹底しているところである」
旨の報告があった。

(7)春から初夏にかけて増加が目立つ交通事故の特徴と対策について

交通局長から、春から初夏にかけて増加が目立つ交通事故の特徴
と対策について報告があった。

(8)重要インフラに対するサイバーテロへの対策について

警備局長から、重要インフラに対するサイバーテロへの対策につ
いて報告があった。

(9)警察庁におけるオンデマンド方式によるヘリテレ映像受信機能の
強化について

情報通信局長から、警察庁におけるオンデマンド方式によるヘリ
テレ映像の受信機能の強化について報告があった。
 委員長より、「昨年の4月13日午前5時33分頃に淡路島付近を
震源とする地震が発生したことに伴い、官邸対策室が設置され、私
が6時過ぎに官邸に入った時には、既に警備局長は対策室に入って
おり、さすが早いな、と感じたのだが、ヘリコプターの映像はNH
Kの方が早かった。また、警察の方はアナログ回線を用いているの
で画像が鮮明ではなく、NHKの映像では確認できた液状化現象が
確認できなかった。今回報告があったように、システムの整備によ
り時間は短縮されるとのことであるが、解像度についても、デジタ
ル化に伴って上がるということでよいか」旨の発言があり、情報通
信局長から、「今回は、主に迅速化の観点からの報告であったが、委
員長御指摘のとおり、画質の向上も重要であると認識しており、こ
れを運営重点に掲げ、施設整備と、システムを運用する技術者の技
能向上との両方の観点から推進しているものである。このうち、施
設整備の面では、デジタル化が一つのポイントであり、国費整備分
は既にデジタル化を完了しているほか、地方費整備分についても着
実に推進している。ただ、ヘリテレ映像の画質は、ヘリテレそのも
のの性能以外にも、伝送路の品質や映像の撮り方によって異なって
くるものでもある。このように、画質の向上は、様々な観点から推
進しなければならないものであり、引き続き関係所属と連携しなが
ら期待に応えられるよう、努力してまいりたい」旨の説明があり、
委員長より、「当時対策室で見ていて、報道機関よりも警察の映像の
クオリティが低いように感じられ、残念であったので、是非よろし
くお願いしたい」旨の発言があった。