定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成26年9月11日(木)

午前10時00分 午前11時10分


第2 出席者 長谷川、髙木、山本、前田、奥野各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、
警備局長、情報通信局長
審議官(サイバーセキュリティ担当)、首席監察官


第3 議事の概要

1 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答
を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、そ
の内容を了承した。

2 報告事項

(1)平成26年度全国警察柔道選手権大会及び全国警察剣道選手権大
会の結果について

官房長から、9月5日に開催された平成26年度全国警察柔道選
手権大会及び全国警察剣道選手権大会の結果について報告があった。

(2)平成26年上半期のサイバー空間をめぐる脅威の情勢について

審議官(サイバーセキュリティ担当)から、平成26年上半期の
サイバー空間をめぐる脅威の情勢について報告があった。これに関
連して、生活安全局長から、主に中国人留学生に対して行われてい
る、インターネット犯罪等に巻き込まれないための広報啓発活動の
実施状況について報告があった。

(3)サイバーセキュリティ重点施策2014-2015の策定につい

審議官(サイバーセキュリティ担当)から、「日々変化するサイバ
ー空間の脅威へ的確に対応するため、これまでの取組状況を検証の
上、今後注力して取り組むべき施策を整理し、新たに『サイバーセ
キュリティ重点施策2014-2015』を策定した。なお、本重
点施策は、有効期間を1年とし、毎年フォローアップ及び見直しを
実施することとしている」旨の報告があった。

(4)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「千葉県警察の巡査部長が、8月12日に千葉県
青少年健全育成条例違反で通常逮捕された事案等に関し、同県警察
は、9月12日、同巡査部長を懲戒免職処分とする予定である」旨
の報告があった。

(5)平成26年全国地域安全運動等の実施について

生活安全局長から、「10月11日から20日までの10日間、平
成26年全国地域安全運動を実施する。これに関連して、9月25
日には、全国地域安全運動中央大会を東京都内で開催するほか、1
0月11日の『安全・安心なまちづくりの日』に関連した各種行事
を開催することとしている」旨の報告があった。

(6)ダンスをさせる営業の規制の在り方等に関する報告書について

生活安全局長から、「ダンスをさせる営業の規制の在り方等に関
し、9月10日、外部有識者から成る『風俗行政研究会』から、こ
れまでの議論等の結果を取りまとめた報告書が提出された。今後、
報告書の内容を踏まえ、次期臨時国会に向け、風営法の改正案の策
定を行う」旨の報告があった。

(7)平成26年上半期の暴力団情勢について

刑事局長から、平成26年上半期の暴力団情勢について報告があ
った。これに関連して、刑事局長から、「今朝、福岡県警察は、平成
10年2月に北九州市小倉北区内の路上で漁業協同組合の元組合長
が拳銃により射殺された事件に関し、指定暴力団工藤會の代表者で
ある総裁の男を逮捕した。併せて、これに次ぐ立場の会長の肩書を
持つ男の逮捕状を得、捜査を行っている。これを機に、工藤會の犯
行と見られる一連の未解決事件の捜査を強力に進め、同会の弱体化、
壊滅に向けた取組を推進するとともに、関係者、関係箇所の警戒、
保護対策を強化する」旨の報告があった。
 前田委員より、「今後の起訴・公判も見据えて引き続き頑張ってい
ただきたい」旨の発言があった。

(8)「平成26年秋の全国交通安全運動」の実施について

交通局長から、「9月21日から30日までの10日間、平成26
年秋の全国交通安全運動を実施する。期間中は、本運動を交通死亡
事故抑止に向けた取組強化の絶好の機会と捉え、自治体や関係機関
・団体と連携して交通安全意識の高揚を促進する各種取組を行う。
なお、政府一体となった取組として、各種交通安全活動の際に、『危
険ドラッグ』使用による運転の悪質性・危険性に関する広報啓発を
強力に推進することとしている」旨の報告があった。

3 その他

(1)生活安全局長から、銃刀法改正の検討状況について報告があった。

(2)警備局長から、尖閣諸島周辺海域における情勢と警察の対応につ
いて報告があった。
 奥野委員より、「中国公船の活動が減少しつつあるが、今の警備体
制は当面維持するということでよいか」旨の発言があり、警備局長
から、「そのとおりである」旨の説明があった。