定例委員会の開催状況


第1 日 時 平成26年9月18日(木)

午前10時00分 午前11時00分


第2 出席者 山谷委員長、長谷川、髙木、山本、前田、奥野各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、
警備局長、情報通信局長


第3 議事の概要

1 議題事項

(1)次期臨時国会提出予定法律案の地方自治法第263条の3第5項
の規定に基づく通知について

官房長から、「地方自治法第263条の3第5項の規定に基づき、
次期臨時国会提出予定法案のうち、地方公共団体に対し新たに事務
又は負担を義務付ける内容を含む3法案について、その概要を都道
府県等に通知することとしたい」旨、生活安全局長及び警備局長か
ら当該法案の概要について、それぞれ説明があり、原案どおり決定
した。

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答
を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、そ
の内容を了承した。

2 報告事項

(1)殉職事案の発生について

官房長から、「愛媛県警察の山岳警備救助隊員の巡査長が、9月1
5日午前7時20分ころ、他の隊員とともにヘリコプターにより遭
難者を捜索中、石鎚山系大森山山頂の西方に当たる愛媛県西条市西
之川刀掛において遭難者を発見し、同人らを救助するためホイスト
降下したが、着陸直後、崖下に滑落した。同巡査長は、病院に搬送
されたが、午前9時45分、死亡が確認され、殉職した」旨の報告
があった。

(2)平成26年上半期の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起
因する事犯の現状と対策について

生活安全局長から、平成26年上半期の出会い系サイト及びコミ
ュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について報告があった。
 山本委員より、「無料通話アプリのIDを交換する掲示板に起因す
る児童の犯罪被害が増加傾向にあり、事業者や関係省庁・団体に児
童の被害防止のための働き掛けを行っているということだが、是非
より一層進めていただきたい。事業者に対しては、被害防止のため
の取組をきちんと行わせ、求めた対策が行われない場合には、規制
権限を持つ官庁とも協力するなどして、子どもたちへの被害拡大防
止対策が迅速に実行されるよう、工夫していただきたい」旨の発言
があった。

(3)指定暴力団五代目工藤會の代表者等の検挙について

刑事局長から、「福岡県警察は、平成10年2月18日に発生した
拳銃使用の殺人事件で、指定暴力団五代目工藤會の代表者等を検挙
した」旨、及び工藤會対策の強化について報告があった。
 奥野委員より、「県外からの派遣要員も含め、数千人の捜査体制で
臨んでいるとのことであり、工藤會壊滅に向けた警察の強い意気込
みを感じる。今回、組織のトップとナンバー2を逮捕したが、これ
を突破口に、これまで工藤會の犯行と目されながらもなかなか解決
に結びつかなかった未解決事件の解明と犯人検挙に全力を挙げてい
ただきたい。今回は、壊滅に向けたチャンスであり、現場では大変
な御苦労があると思うが、是非結果を出していただきたい」旨の発
言があった。

(4)産業競争力強化法に基づく新事業活動計画への同意について(企
業実証特例制度関係)

交通局長から、「産業競争力強化法に基づく駆動補助機付自転車の
基準の特例に関しては、本年2月にこれを認めることとし、4月に
特例措置を定める内閣府令を施行したところであるが、この度、事
業者から、当該特例措置に係る新事業活動計画の認定を求める申請
が経済産業大臣及び国土交通大臣に対してなされ、両大臣から認定
に当たって国家公安委員会あてに同意を求められたが、同計画案は
適正であると認められたことから、9月11日、長官専決により同
意した」旨の報告があった。

(5)安倍内閣総理大臣のアメリカ合衆国訪問に伴う警護警備について

警備局長から、「安倍内閣総理大臣は、9月22日から9月27日
までの間、第69回国連総会出席等のため、アメリカ合衆国を訪問
予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する」旨の報告が
あった。

(6)平成26年上半期における情報技術解析の実施状況について

情報通信局長から、平成26年上半期における情報技術解析の実
施状況について報告があった。

3 その他

(1)生活安全局長から、9月11日に神戸市長田区において認知した
女子児童の行方不明事案について報告があった。