定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成27年6月11日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10分

 

 

第2 出席者 長谷川、前田、奥野、川本、北島各委員

金長官、坂口次長、栗生官房長、辻生活安全局長、

三浦刑事局長、鈴木交通局長、橋警備局長、川邉情報通信局長

 

 

第3 議事の概要

 

 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)第16回世界剣道選手権大会の結果について

官房長から、第16回世界剣道選手権大会の結果について報告があった。

 

(3)ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ事犯に係る全国一斉サイバーパトロールの実施について

生活安全局長から、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律により新設された「自己の性的好奇心を満たす目的による児童ポルノ所持等」についての罰則が7月15日から適用されることを踏まえ、6月15日から7月14日までの間、ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ事犯に係る全国一斉サイバーパトロールを実施する旨の報告があった。

北島委員より、「罰則の適用という非常に重要なタイミングにおいて、全国的なサイバーパトロールや講習会を実施することに対して歓迎したい。これらにより大きな成果が得られるよう期待する」旨の発言があった。

 

(4)愛知県刈谷市における男子高校生に対する暴力行為等処罰に関する法律違反事件の検挙について

生活安全局長から、愛知県刈谷市において男子高校生に共同して暴行を加えたとして、6月7日、愛知県警察が少年3人を暴力行為等処罰に関する法律違反で逮捕した旨の報告があった。

 

(5)多数人が死傷する交通事故等の発生について

交通局長から、6月6日、北海道砂川市において多数人が死傷する交通事故が発生し、6月9日、北海道警察が被疑者1人を道路交通法違反で逮捕した旨の報告があった。

奥野委員より、「逮捕された被疑者に対しては、救護義務違反及び不申告の道路交通法違反で捜査中とのことだが、これだけでは刑罰が非常に軽いのではないかとの印象を持つ。危険運転致死罪は適用できないのか」旨の発言があり、交通局長から、「被害者は、路上に放出された段階で生きていて、走行する車両に引きずられた過程で亡くなったという状況が出ている。捜査は始まったばかりだが、被疑者の供述や客観的証拠等を踏まえ、重い罪名の適用可能性も視野に入れて捜査を進めている」旨の説明があり、奥野委員より、「市民感情としては、逮捕された被疑者について悪質であるとの思いが強く、それに応えるべく徹底した捜査をお願いしたい」旨の発言があった。

 

(6)2016年主要国首脳会議の開催地決定について

警備局長から、2016年主要国首脳会議の開催地が三重県志摩市に決定したことを受けた警察の措置等について報告があった。

 

(7)サイバーフォースセンターにおける最近のインターネット観測事例について

情報通信局長から、オンラインゲームのユーティリティツールのぜい弱性の悪用を企図したことがうかがえる探査行為について把握したサイバーフォースセンターが、関係機関に通報するなどして悪用の抑止を図った事例について報告があった。

 

 その他

(1)刑事局長及び交通局長から、6月5日に開催された第5回観光立国推進閣僚会議において決定された「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」における警察関連施策について報告があった。

 

(2)警備局長から、6月7日及び8日にドイツ・エルマウで開催された主要国首脳会議(G7エルマウ・サミット)をめぐる抗議状況について報告があった。