定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年5月17日(木)

午前10時20分 〜 午前11時45分

 

 

第2 出席者 小此木委員長、川本、北島、木村、安藤、小田各委員

栗生長官、三浦次長、松本官房長、山下生活安全局長、樹下刑事局長、桝田交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)人事案件について

人事評価を実施した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)「平成29年度犯罪被害類型別調査」の結果について

    官房長から、「平成29年度犯罪被害類型別調査」の結果について報告があった。

川本委員より、「被害に遭っても、他人に知られたくない、自分が悪いと思ったことを理由に相談しなかったとの回答が多い。日本では、ハラスメントの問題を含め、まだ意識の低さが見られるので、この結果をしっかりと広報し続けていただきたい」旨の発言があった。

小田委員より、「被害相談により解決に至ったケースはリーフレットで紹介し、解決に至らなかったケースは、部内検討に活用していただきたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「犯罪被害類型別の特徴を、施策に活かしていただきたい。また、被害者になることを意識していない方にも周知されるよう、リーフレットの内容を工夫していただきたい」旨の発言があった。

北島委員より、「良い調査だと思う。今後も広報を徹底していただきたい」旨の発言があった。

 

(3)子供の性被害防止プランの取組状況(案)について

生活安全局長から、「子供の性被害防止プラン」に基づく取組状況の取りまとめ案について報告があった。

木村委員より、「「子供女性安全対策班による活動」のような未然防止対策を全国的に進めて、実効性を持ったものにしていただきたい。また、JKビジネスの顧客等の加害者となる大人への対策も必要だと思う」旨の発言があり、生活安全局長から、「全国の都道府県警察で、対策班を設置して取組を進めている。大人への対策については、国民意識の啓発、社会に警鐘を鳴らすことを更に進めてまいりたい」旨の説明があった。

安藤委員より、「東京都が作成したSNS被害防止の教材はとても良いので、文部科学省に働き掛けるなどして、全国展開してもらうとともに、学習効果の検証もするようにしていただきたい」旨の発言があり、生活安全局長から、「協議会で東京都に発表していただき、民間からも広めていくべきとの意見もあり、文部科学省と連携して進めてまいりたい。情報モラル教育の実施状況の確認についても協議会で取り上げられ、文部科学省でも取り組んでいくものと思う」旨の説明があった。

北島委員より、「本プランで新潟市の事件を防止することができるのか、ということに留意する必要がある」旨の発言があった。

 

(4)新潟市西区における死体遺棄等事件の検挙について

刑事局長から、5月7日に新潟市西区において小学女児の遺体が発見された事件に関し、新潟県警察が会社員の男を5月14日に死体遺棄及び死体損壊の事実で通常逮捕した旨の報告があった。

委員長より、「関係大臣とも連携しながら、通学路の安全確保対策を進めていきたいと考えている」旨の発言があった。

 

(5)「技術開発の方向性に即した自動運転の実現に向けた調査研究」の実施について

交通局長から、「技術開発の方向性に即した自動運転の実現に向けた調査研究」の実施のため、調査検討委員会及びワーキンググループを開催するとともに海外調査等を実施する旨の報告があった。

北島委員より、「国際社会における自動運転のルール作りにおいても、リーダーシップを取って進めていただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「リーダーシップを発揮できるよう、しっかりと進めてまいりたい」旨の説明があった。

木村委員より、「自動運転が経済社会に対してどのように貢献できるのかについて、改めて整理すべきと思う」旨、小田委員より、「地方のコミュニティの維持という視点からすると、地方自治体の首長等を委員会に入れる必要があるのではないか」旨の発言があり、交通局長から、「今回の調査研究の目的は、交通ルールの検討に焦点を置いている」旨の説明があった。

川本委員より、「交通ルールという点では、規制速度と実勢速度の乖離をどう解決するかが重要な課題なので、スピード感を持って対応していただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「現在も、全国的に規制速度の見直しに取り組んでいるところであり、大きな課題と認識している」旨の説明があった。

 

(6)平成29年中の特定秘密の指定及びその解除並びに保護措置並びに適性評価の実施の状況について

警備局長から、平成29年中の特定秘密の指定及びその解除並びに保護措置並びに適性評価の実施の状況について報告があった。