定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年11月22日(木)

午前10時00分 〜 午前11時20分

 

場 所 国家公安委員会室

 

 

第2 出席者 山本委員長、川本、北島、木村、安藤、小田各委員

栗生長官、松本次長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

藤本総括審議官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則の一部を改正する命令案について

刑事局長から、本人確認方法等に関する所要の見直しなどを内容とする犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則の一部を改正する命令案について説明があり、原案どおり決定した

川本委員より、「今回、パブコメの結果を受けて内容を見直すこととなったが、前もって関係者から意見を聞くようにすれば、パブコメの手続も円滑に進められるようになるのではないか」旨の発言があった。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

総括審議官から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)平成30年度全国警察逮捕術大会及び全国警察拳銃射撃競技大会の結果について

   総括審議官から、平成30年度全国警察逮捕術大会及び全国警察拳銃射撃競技大会の結果について報告があった。

 

(3)重要インフラの緊急点検の結果と対応方策について

   総括審議官から、重要インフラの緊急点検の結果と対応方策について報告があった。

小田委員より、「9月の北海道の地震災害では、停電で信号機が機能しなくなってしまい、警察官が手信号で車を誘導したとのことであったが、警察官も国民も手信号に不慣れであることや、冬になると路面が凍結して車がスリップしやすくなり、警察官が立つのは非常に危険であることなどから、信号の電源に関する対応は、早急に考えていく必要がある。また、ドローンや、ヘリコプターの暗視カメラは、災害現場における資機材として必要であると思う」旨、川本委員より、「警察の施設は、特に耐震化の面で整備が遅れていると思うので、この機会に是非進めていただきたい。他方、予算にも制約があるので、必要な装備資機材については、共有化を図るなど、効率的な使い方を考えていただきたい」旨の発言があった。

 

(4) 「日本国警察庁と欧州連合法執行協力庁(Europol)との間の協力関係構築に関する実務取決め」の署名等について

総括審議官から、テロ対策等の協力関係を構築することを目的とした「日本国警察庁と欧州連合法執行協力庁(Europol)との間の協力関係構築に関する実務取決め」の署名等について報告があった。

北島委員より、「今回の実務取決めの署名を契機として、日本とヨーロッパ諸国との間での協力関係が更に進むことを期待したい」旨の発言があった。

 

  (5)監察の取扱い事案について

総括審議官から、愛媛県警察の巡査部長による道路交通法違反等事案に関し、同県警察は、11月22日に同巡査部長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(6)第87回国際刑事警察機構(ICPO)総会の開催結果について

    刑事局長から、第87回国際刑事警察機構(ICPO)総会の開催結果について報告があった。

    北島委員より、「中谷国際課長が執行役員に当選したが、国際機関の幹部になっている日本人は少ないので、是非活躍していただきたい」旨の発言があった。

 

(7)安倍内閣総理大臣のアルゼンチン共和国(G20サミット)及びウル         

グアイ東方共和国、パラグアイ共和国、オランダ王国、英国(首脳会談   

等)訪問に伴う警護警備について

警備局長から、「安倍内閣総理大臣は、11月29日()から12月7日()までの間、G20サミット及び首脳会談等のため、アルゼンチン共和国、ウルグアイ東方共和国、パラグアイ共和国、オランダ王国及び英国を訪問予定であり、所要の警護警備を実施する」旨の報告があった。