定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成31年4月11日(木)

午前10時00分 〜 午前11時35分

 

場 所 国家公安委員会室

 

 

第2 出席者 北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、中村官房長、露木刑事局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

小田部審議官(生活安全局担当)、田審議官(交通局担当)

楠審議官(東京オリンピック・パラリンピック・調整担当)、後藤首席監察官

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)G7内務大臣会合の開催結果について

官房長から、4月4日から5日までの間、フランス・パリにおいて開催されたG7内務大臣会合の開催結果について報告があった。

川本委員より、「SNS上のテロ関連情報等に対し、日本ではどう対処するのか」旨の発言があり、官房長から、「個別の法律等により対応することになる」旨の説明があった。

北島委員より、「成果文書も採択され、非常に良い会議だった。この種の国際会議については、国会対応等で多忙ではあるが、できるだけ委員長が出席できると良いと思う」旨の発言があった。

 

(3)監察の取扱い事案について                             

首席監察官から、新潟県警察の巡査長による窃盗事案に関し、同県警察は同巡査長を、愛知県警察の巡査長による詐欺事案に関し、同県警察は同巡査長を、それぞれ4月11日に免職処分とする予定である旨、及び秋田県警察の巡査部長による児童買春等事案に関し、同警察は、4月19日に同巡査部長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

木村委員より、「新潟県警察における再発防止策の試行として、全ての被留置者からの預かり金を金融機関に一括して預け入れ、事業者への支払いをクレジットカード利用とした点は、是非、全国にも広げていただきたい」旨、川本委員より、「対策が前進して良かったと思う。クレジットカードの管理がきちんと行われるようにしていただきたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「新潟県警察の事案に関し、鍵の管理を徹底していただきたい」旨の発言があった。

 

(4)第19回統一地方選挙における違反取締り状況について

刑事局長から、第19回統一地方選挙における違反取締り状況について報告があった。

小田委員より、「選挙違反の取締り体制はどのようになっているか」旨の発言があり、刑事局長から、「取締りの体制は、その時々の選挙情勢に応じて適切に見直していく必要があると考えている」旨の説明があり、木村委員より、「選挙取締りのみならず、警察業務全般において合理的、効率的な運営を更に推進していただきたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「インターネットによる選挙活動が認められたことによる取締り上の変化はないのか」旨の発言があり、刑事局長から、「インターネット上の掲載に対し、今回は32件の警告を発出しているが、一方で、ポスターに対する警告が減少している」旨の説明があった。

 

(5)天皇皇后両陛下の神宮に親謁の儀に伴う警衛警備について

警備局長から、4月17日から19日までの間、神宮に親謁の儀のため、天皇皇后両陛下が三重県へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

 

3 その他

(1)刑事局長から、新たな方式による通信傍受について報告があった。

 

(2)警備局長及び審議官(東京オリンピック・パラリンピック・調整担当)から、セキュリティ情報センターにおける分析・評価について報告があった。