定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年9月5日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 山本委員長、北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

藤本総括審議官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」等について

   交通局長から、「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」等について説明があり、原案どおり決定した。

   安藤委員より、「違反点数や反則金については、全体的なバランスも踏まえ、国民の納得がいく形での見直し、検討を常に続けていっていただきたい」旨の発言があった。

   

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)監察の取扱い事案について

官房長から、埼玉県警察の巡査長による強制わいせつ事案に関し、同県警察は、9月5日に同巡査長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(2)「110番アプリシステム」の運用開始について

   生活安全局長から、「110番アプリシステム」の運用開始について報告があった。

   川本委員より、「良い試みである。聴覚に障害がある方だけではなく、より多くの方々にとって有益なものを今後も考えていっていただきたい」旨、小田委員より、「良いシステムであるので、報道機関だけでなく、関係団体等にもしっかりと広報を行っていただきたい」旨の発言があった。

小田委員より、「他に障害がある方に対しては何か検討がなされているのか」旨の発言があり、生活安全局長から、「総務省が中心となって、手話による消防・警察に対する緊急通報のシステムについて検討が進められているところである」旨の説明があった。

安藤委員より、「メールによる通報が既存のシステムとしてあるが、110番アプリの運用開始により、一本化されることとなるのか」旨の発言があり、生活安全局長から、「メールやファックスを用いた緊急通報を利用している方の利便性も見極めながら検討してまいりたい」旨の説明があった。

 

(3)自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準の改訂について

   交通局長から、自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準の改訂について報告があった。

 

(4)天皇皇后両陛下の秋田県行幸啓(第39回全国豊かな海づくり大会御臨席等)に伴う警衛警備について

   警備局長から、9月7日から8日までの間、第39回全国豊かな海づくり大会御臨席等のため、天皇皇后両陛下が秋田県へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

 

3 その他

生活安全局長から、鹿児島県出水市における女児虐待事件について報告があった。

  木村委員より、「本件に限らず、DVの延長や躾と称した暴力行為による児童への虐待が発生しており、悲惨な結果に繋がる前に対処できるようにしていただきたい」旨、安藤委員より、「関係機関との情報共有と連携の必要性について、原則は理解されていると考えるが、事案に直面した際に現場の担当者が適切に判断し対応できるようにするための具体的方策を考えていっていただきたい」旨の発言があった。