定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年1月9日(木)

午前10時00分 〜 午前1050

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)国家公安委員会の権限に属する事項の専決区分の整理(案)について

   官房長から、国家公安委員会の権限に属する事項の専決区分の見直しについて説明があり、原案どおり決定した。

   櫻井委員より、「今回のような内部基準を策定するに当たっては、当該基準の法的性格に留意して進めていただきたい」旨の発言があった。

   

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)分裂した山口組の最近の情勢と対策について

   刑事局長から、分裂した山口組の最近の情勢と対策について報告があった。

   安藤委員より、「今後の動向についても引き続き情報収集を行い、時宜を失することなく必要な対策を講じていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)令和元年中の交通事故死者数について

   交通局長から、令和元年中の交通事故死者数について報告があった。

   北島委員より、「交通事故死者数が減少したことは、EBPM(エビデンスに基づく政策立案)を推進した結果であり、これを他の分野においても活用していただきたい」旨、小田委員より、「どのような取組がどのように事故の減少につながったのかといった分析を今後行っていくことが重要である」旨、安藤委員より、「前年比で増減をみるだけではなく、過去の数値を基にした推計値などの長期的な視点で分析していることが説得力のある次の対策につながるのではないか。全体の死者数が減少している中、歩行者の死者数は必ずしも減少していないように思うが、今後の分析ではこの点についても教えていただきたい」旨、櫻井委員より、「交通量等だけではなく、人間の認識や反応も分析の対象に加え、新しい側面からの分析にも挑戦していっていただきたい」旨の発言があった。

 

(3)安倍内閣総理大臣のサウジアラビア王国、アラブ首長国連邦及びオマーン国訪問に伴う警護警備について

警備局長から、安倍内閣総理大臣は、1月11日から15日までの間、首脳会議出席等のためサウジアラビア王国、アラブ首長国連邦及びオマーン国を訪問予定であり、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。

 

 3 その他

   刑事局長から、海外逃亡被告人の国際手配等について報告があった。

   北島委員より、「警察も、国際手配や捜査協力などについての役割を担っているので、引き続きしっかりと対応していただきたい」旨、木村委員より、「プライベートジェット機の需要は今後も増加することが予想されるところ、保安検査を適切に行う必要がある」旨の発言があった。