定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年1月16日(木)

午前10時00分 〜 午前1050

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 武田委員長、木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)人事案件について

   官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」に対する意見の募集について

交通局長から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の大会関係車両を対象とする専用・優先通行帯であることを表示する道路標識等を新設するための「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。

安藤委員より、「標示については、運転者にとってよりわかりやすいものとすることを常に意識して、検討をしていただきたい」旨、木村委員より、「標示の文字については、わかりやすくするために、例えば色を変えた方がよいといった意見も出てくるのではないか」旨、委員長より、「運転者からより見えやすくするために、標識を大きくしてほしいとの声もある」旨の発言があった。

櫻井委員より、「優先通行帯とすることの効果を統計に基づいて定量的に示すことが必要である」旨の発言があった。

安藤委員より、「交通規制が行われることについて、事前に国民に広く周知していく必要がある」旨、小田委員より、「大会関係車両の標章については、国民に誤解を招くことがないよう事前にしっかりとした広報を行う必要がある」旨、木村委員より、「交通規制による経済活動等への影響もあると思うので、どのような規制をするのかという情報は、影響を受ける関係者等にも前広に提供していただきたい。また、通過交通の迂回策についても検討するなどしていただきたい」旨、櫻井委員より、「この交通規制は一時期のものであるということが伝わると良いと思う」旨の発言があり、交通局長から、「関係省庁や関係団体とも連携して対応してまいりたい」旨の説明があった。

   

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国家公安委員会委員長の訪仏等について

   官房長から、国家公安委員会委員長の訪仏等について報告があった。

   北島委員より、「警察の活動がますます国際化する中で、国家公安委員会委員長が諸外国を訪問し協力関係を構築することは重要である」旨の発言があった。

木村委員より、「国外に逃亡した被告人への対応を考えていく必要があるだろう」旨、安藤委員より、「政府として、日本の刑事司法制度とその運用が適正であることを海外に発信していく必要があると思う」旨の発言があった。

    

(2)子供の性被害防止セミナーの開催について

   生活安全局長から、子供の性被害防止セミナーの開催について報告があった。

   木村委員より、「各種取組が全国に浸透することが被害防止につながると思うので、このようなセミナーがより多くの場所で開催されるように努力していただきたい」旨、北島委員より、「今回のセミナーで紹介される取組が全国に広がるように努めていただきたい。特に学生による取組が広がることは大事だと思う」旨の発言があった。

安藤委員より、「市町村も含めた地方公共団体や教育委員会等にも働きかけを行うなど、子供の性被害防止についてより多くの関心が集まるようにしていただきたい」旨、櫻井委員より、「全国の教育委員会をどのように引き込んでいくかということや、キーパーソンとなるような人にきちんと情報が伝わるようにすることに留意していただきたい。また、映像を利用するなど、心に響くようにアピールしていくことが重要である」旨の発言があった。  

小田委員より、「セミナーの具体的な内容が詳しく取り上げられるよう報道機関に取材を働きかけるなど、積極的な広報を行っていただきたい」旨の報告があった。

  

 3 その他

警備局長から、新型コロナウイルスに関連した肺炎患者の確認について報告があった。