定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年1月23日(木)

午前10時00分 〜 午前1115

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、田中刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

難波首席監察官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)「古物営業法施行規則の一部を改正する規則案」について

   生活安全局長から、「古物営業法施行規則の一部を改正する規則案」について説明があり、原案どおり決定した。

   櫻井委員より、「行政手続を合理化するという観点から評価できる改正であり、運用についても適切に行っていっていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」に対する意見の募集について

   交通局長から、「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。

   安藤委員より、「作動状態記録装置は重要であることから、同装置による記録の保存期間等については、誰のためにどういう目的で本装置が必要とされているのかを常に念頭において検討していっていただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「関係機関等とも協力しながら対応してまいりたい」旨の発言があった。

   

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

   官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

   首席監察官から、警視庁の巡査長による特別公務員暴行陵虐事案に関し、同庁は、同巡査長を免職処分とする予定である旨、埼玉県警察の技術職員による住居侵入・盗撮事案に関し、同県警察は、同職員を免職処分とする予定である旨、及び神奈川県警察の巡査による業務上横領事案等に関し、同県警察は、同巡査を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(3)日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反事件の検挙について 

警備局長から、アメリカ合衆国政府から供与を受けた装備品等に関する特別防衛秘密を他人に漏えいしたとして、警視庁及び航空自衛隊警務隊が、1月17日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反により元航空自衛官1名を逮捕した旨の報告があった。

櫻井委員より、「我が国の行政における法執行全般について言えることであるが、当事者等が法律等の内容をしっかりと認識し、規範意識を持つということが重要であると思う」旨の発言があった。

 

 3 その他

 (1)交通局長から、道路交通法の一部を改正する法律案の概要について報告があった。

    櫻井委員より、「規制の一部を緩和する場合には、本来の規制の趣旨が損なわれないよう留意が必要である」旨、北島委員より、「今回の改正内容については国民の期待は高く、早期の成立に向けて努力していただきたい」旨の発言があった。

    小田委員より、「高齢運転者の制度は、年齢別に制度が異なる点もあることから、混乱のないよう適切に運用していただきたい」旨、木村委員より、「運転技能検査については、運転技能等の個人差や教習所等の実施体制の実情も考慮して検討を進めていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)警備局長から、新型コロナウイルスに関連した感染症への対応について報告があった。