定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年3月19日(木)

午前10時00分 〜 午前1040

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、田中刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

難波首席監察官

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律施行令の一部を改正する政令案について

   官房長から、給付基礎額の改定等を内容とする、警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律施行令の一部を改正する政令案について説明があり、原案どおり決定した。

   櫻井委員より、「警察官の職務に協力援助した者が、やむを得ず第三者に何らかの損害を与えてしまう可能性もあることから、そのような事態が発生した際の救済制度についても今後検討していく必要があるのではないか」旨の発言があった。

 

(2)産業競争力強化法の規定に基づき新たな規制の特例措置を講ずることとする旨の通知及び公表等について(非対面による質屋営業関係)

 生活安全局長から、質屋営業法施行規則における質置主の氏名、住所等の確認方法等について非対面の特例を定めることを内容とする、産業競争力強化法の規定に基づき新たな規制の特例措置を講ずることとする旨の通知及び公表等について説明があり、原案どおり決定した。

 安藤委員より、「身分確認がしっかりと行われるように進めていただきたい」旨、北島委員より、「産業競争力の強化について、警察として対応できる点は引き続き対応していただきたい」旨の発言があった。

小田委員より、「警察が行っている行政的な業務について、限られたリソースの中で警察として行うべき業務に見直す点がないか検討していただきたい」旨の発言があった。

 

 (3)人事案件について

    交通局長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

 (4)「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」等について

交通局長から、作動状態記録装置による記録の保存方法を規定すること等を内容とする「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」等について説明があり、原案どおり決定した。

 

(5)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

   官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、北海道警察の巡査部長による電子計算機使用詐欺等事案に関し、同警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨及び鹿児島県警察の巡査部長による児童買春事案に関し、同県警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(3)新型コロナウイルス感染症への対応について

警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

安藤委員より、「学校等の休校が続く中で、学校や地域住民と協力しながら、子供たちが犯罪の被害に巻き込まれることのないような措置をとっていただきたい」旨の発言があった。