定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年3月26日(木)

午前10時00分 〜 午前1105

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、田中刑事局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

楠総括審議官、田審議官(交通局担当)

木政策立案総括審議官

 

第3  議 事

 

1 議題事項

 (1)令和2年度国家公安委員会・警察庁交通安全業務計画(案)について

    審議官(交通局担当)から、令和2年度国家公安委員会・警察庁交通安全業務計画(案)について説明があり、原案どおり決定した。

    北島委員より、「未就学児や高齢者に対する対策等、昨今の情勢を反映した内容となっている点を評価したい」旨、櫻井委員より、「時代背景等の変化を踏まえつつ、効率化も念頭において取り組んでいただきたい」旨、安藤委員より、「都道府県警察に対して、何を重点的に実施するべきかを十分に意識させるなど、実情に応じた指導を行っていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

   総括審議官から、国会の状況について報告があった。

 

(2)令和元年度中のEBPMに関する取組について

政策立案総括審議官から、令和元年度中のEBPMに関する取組について報告があった。

小田委員より、「EBPMによる取組が、実際の現場における活動に反映されるようにしていただきたい」旨、木村委員より、「必要に応じて、早い段階から関連する他省庁等との連携をとる必要があると思う。また、警察職員の資質向上や規律の保持等、組織管理面の施策についてもEBPMの対象となり得るのではないか」旨、櫻井委員より、「他省庁等との連携については、中身をしっかり精査した上で、具体的にどのような連携を行うのか整理していく必要がある」旨、安藤委員より、「EBPMによって最終的に目指すところを具体化しながら取組を進めていっていただきたい」旨の発言があった。

 

(3)令和元年における生活経済事犯の検挙状況等について

生活安全局長から、令和元年における生活経済事犯の検挙状況等について報告があった。

北島委員より、「利殖勧誘事犯について、若年層からの相談件数の割合が増加していることから、しっかりとした対策を行っていただきたい」旨、櫻井委員より、「警察庁が所管する法律と他省庁が所管する法律があるが、それぞれの場合についてEBPMの手法を活用して比較・検討し、より効果的な対応を分析することもできるのではないか」旨の発言があった。

 

(4)最近の暴力団情勢と対策について

刑事局長から、最近の暴力団情勢と対策について報告があった。

安藤委員より、「捜査の手法等について、最近の社会情勢の変化や、最新の裁判情勢等に対応することができるように工夫して取り組んでいただきたい」旨、小田委員より、「暴力団の代表者等への損害賠償請求訴訟において、暴力団の威力を利用したことが立証されるよう、警察としても支援をしていっていただきたい」旨、櫻井委員より、「暴力団対策においては、国民に向けた具体的な情報発信が必要である。また、暴力団の代表者等に対する損害賠償請求については、被害者側の負担が軽減されるような検討が必要である」旨の発言があった。

 

(5)新型コロナウイルス感染症への対応について

警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

小田委員より、「新型コロナウイルス感染症に対する各種対策について、しっかりと記録を残していただきたい」旨、北島委員より、「混乱に乗じた犯罪の取締りについて適切に対応していただきたい」旨の発言があった。