定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年4月23日(木)

午前10時00分 〜 午前1040

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 武田委員長、木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、田中刑事局長、大石警備局長

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について

官房長から、犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について説明があり、原案どおり決定した。

櫻井委員より、「国家公安委員会の下での審査が、行政不服審査会における審査と比べて、手続的に見て遜色のないように留意する必要がある」旨、安藤委員より、「複雑な事案であるが、処理期間にも配慮しつつ丁寧に検討されている」旨の発言があった。

 

(2)九代目酒梅組の指定の確認について

刑事局長から、九代目酒梅組の指定の確認について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)「国際連合安全保障理事会決議第千二百六十七号等を踏まえ我が国が実施する国際テロリストの財産の凍結等に関する特別措置法第四条第一項の規定に基づき国際テロリストを指定する件」について

警備局長から、「国際連合安全保障理事会決議第千二百六十七号等を踏まえ我が国が実施する国際テロリストの財産の凍結等に関する特別措置法第四条第一項の規定に基づき国際テロリストを指定する件」について説明があり、原案どおり決定した。

 

 (4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)令和元年度会計監査実施結果について

   官房長から、令和元年度会計監査実施結果について報告があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

官房長から、警視庁の巡査部長による窃盗事案に関し、同庁は、同巡査部長を免職処分とした旨、茨城県警察の巡査部長による青少年健全育成条例違反に関し、同県警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨、及び奈良県警察の巡査長による迷惑防止条例違反等事案に関し、同県警察は、同巡査長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(3)新型コロナウイルス感染症への対応について

警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

    安藤委員より、「閉鎖した事業所における窃盗等も発生しているので、防犯活動にしっかり取り組んでいただきたい」旨、櫻井委員より、「知事部局等から様々な協力の要請があると思うが、警察においては、必要性を踏まえて適切に対応するように意識をしていただきたい」旨の発言があった。

北島委員より、「警察職員の感染について、これまでの発生例を踏まえ、感染防止に向けてより注意していただきたい」旨、小田委員より、「他都道府県からの来訪について自粛や自宅待機を求める自治体が多い中、この時期の県警本部長等の人事異動については、警察庁からも、その必要性等について説明をしたら良いのではないか」旨の発言があった。