定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年12月3日(木)

午前10時00分 〜 午前11時55分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 小此木委員長、安藤、小田、櫻井、横畠、木村各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、田中刑事局長、木交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

小柳審議官(東京オリンピック・パラリンピック担当)

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、長崎県警察の警部によるパワー・ハラスメント等事案に関し、12月11日、同県警察は、同警部を戒告処分とするとともに、国家公安委員会の了承を得られれば、監督責任として、地方警務官1名を本部長注意の措置とする予定である旨の説明があり、原案どおり了承した。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

    官房長から、国会の状況について報告があった。

 

3 その他

(1)警備局長から、警備情勢について報告があった。

 

(2)生活安全局長から、SOS47の新規委嘱及び中央イベントの実施について報告があった。

木村委員より、「夕方のニュースは高齢者もよく見ているので、色々な放送局で被害防止のための番組を放映していただけるよう、お願いしてはどうか。また、このキャンペーンには入らないかもしれないが、高齢者を狙った犯罪には特殊詐欺だけではなく、いわゆる住宅リフォーム詐欺や物品を不当な高値で売り付けるようなものもあるので、そのような犯罪も気に掛けていただきたい」旨、安藤委員より、「このイベントでは、皆さんが礼服を着ていてインパクトがあるが、各府県では女性警察官にまで礼服が行き届いていないような気もするので、今後の女性活躍という意味でもご検討いただきたい」旨の発言があった。

 

(3)生活安全局長及び刑事局長から、福岡県太宰府市における傷害致死等事件の経緯について報告があった。

   櫻井委員より、「結果的に犯罪ではないかもしれない案件にも警察は対応する必要がある。今回の対応は、正当化はできるかもしれないが、親切な対応とは言えない」旨、木村委員より、「警察の対応が少し冷たいという印象をもった。被害の申出があったときに、被害届は受理し、立件するのは後で判断するというやり方もあり得るのではないか。国民に寄り添って、気持ちをくみ取った対応をするべきである」旨、小田委員より、「対応が冷たい感じがする。警察の事情から言えば、当直時間帯の来訪であり、発生した事件対応のため人がいない中、違う部門で扱っているが、そのような場合でも、相談や申出について、警察は共感する姿勢を持つべきである」旨、小此木委員長より、「佐賀県警は本件を教訓にするとのことであり、今日の各委員の御意見も踏まえていただきたい」旨の発言があった。

 

(4)審議官(東京オリンピック・パラリンピック担当)から、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた対策の推進状況について報告があった。