定例委員会の開催状況
第１ 日 時 令和５年１０月１２日（木）
午前１０時００分 ～ 午前１０時２５分
場 所 国家公安委員会室
第２ 出席者 松村委員長、櫻井、横畠、宮崎、竹部、野村各委員
露木長官、楠官房長、檜垣生活安全局長、渡邊刑事局長、太刀川交通局長、迫田警備局長、河原サイバー警察局長、島﨑技術総括審議官
江口審議官（犯罪被害者等施策担当）
第３ 議 事
１ 議題事項
（１）犯罪被害者等給付金を不支給とした国家公安委員会の裁決等の取消しを求める行政訴訟に関する指定代理人の指定について
犯罪被害者等給付金を不支給とした国家公安委員会の裁決等の取消しを求める行政訴訟に関し、警察庁職員を裁判上の行為を行う職員に指定することを了承した。
（２）国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
２ 報告事項
（１）監察の取扱い事案について
宮城県警察の警部補による酒酔い運転事案に関し、同県警察は同警部補を免職処分とする予定である旨、福岡県警察の巡査長による詐欺等事案に関し、同県警察は同巡査長を免職処分とする予定である旨の報告があった。
（２）令和５年度全国警察柔道大会及び全国警察剣道大会の開催について
官房長から、令和５年度全国警察柔道大会及び全国警察剣道大会の開催について報告があった。
審議官（犯罪被害者等施策担当）から、犯罪被害者週間事業について報告があった。
横畠委員より、「犯罪被害者等が置かれている状況等に係る国民の理解を深めるため、大変意義のある事業だと思う」旨の発言があった。
（４）天皇皇后両陛下の石川県行幸啓（第３８回国民文化祭御臨場等）に伴う警衛について
警備局長から、１０月１５日から１６日までの間、第３８回国民文化祭御臨場等のため、天皇皇后両陛下が石川県へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛を実施する旨の報告があった。
３ その他
（１）通学路における交通違反について
櫻井委員より、「学校周辺の道路は安全であるべきだが、スクールゾーンの設定については、道路を利用する全ての者に係る利害調整を踏まえた上でオーソライズする手続きによる設定を検討していただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「御指摘を踏まえて検討してまいりたい」旨の説明があった。
（２）イスラエル情勢について
櫻井委員より、「イスラエル情勢に関連し、渋谷において大規模デモがあったとのことであるが、その実態についてうかがいたい」旨の発言があり、警備局長から、「ＪＲ渋谷駅前において、イスラエル側によるアピール行動があり、警察が所要の警備を実施したものである」旨の説明があった。
宮崎委員より、「イスラエルで大規模衝突が発生したのと時を同じくして、全銀システムがダウンして混乱が生じている。こうしたインフラに対する防衛や安全保障についての考え方をうかがいたい」旨の発言があり、サイバー警察局長から、「インフラ事業者とは、協議会等の情報共有の枠組を通じて最新の情報を収集・共有し、引き続きインフラに係るシステムの安全に万全を期してまいりたい」旨の説明があった。