定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和7年2月13日(木)

午前1000分 〜 午前10時30分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 坂井委員長、宮崎、竹部、野村、横畠、秋吉各委員

楠長官、太刀川次長、森元官房長、檜垣生活安全局長、谷刑事局長、早川交通局長、筒井警備局長、逢阪サイバー警察局長、堀内技術総括審議官

若田審議官(犯罪被害者等施策担当)、片倉首席監察官

 

第3  議 事

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について

審議官(犯罪被害者等施策担当)から、犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

   官房長から、国会の状況について報告があった。

   

(2)令和6年中の懲戒処分者数について

   首席監察官から、令和6年中の懲戒処分者数について報告があった。

   横畠委員より、「今回は、令和5年に多発した留置関係事案及び現場窃盗等事案が大きく減少しており、重点的に監察を実施した成果であると評価できる。次回は、駐在所関係事案、情報漏えい事案等の減少に期待したい」旨、宮崎委員より、「監察事案は質の分析も重要であり、特に上級幹部とそれ以外の層の事案を同一に論じるのではなく、別枠で分析する必要があると思う」旨、秋吉委員より、「警察は日々神経を使うストレスが多い職場であり、また、弱さを見せにくい価値観があると思う。つらいときはつらいと言える職場作りや、相談窓口の設定、ストレスチェックなどの環境整備に実効性を持たせる工夫が必要だと思う」旨、竹部委員より、「警察職員は、頻繁に人事異動があることで、隠し事や癒着が生じにくいといったメリットもある反面、管理の目が行き届かなくなる、あるいは部下への関心の持ち方にムラが生じるといったリスクやデメリットもある。部下の存在や業務に関心を持ち、死角になるような人を一人も出さないよう、全員が努力していただきたい」旨の発言があり、首席監察官から、「個別の事案に対処する側面と、計画的な監察を通じて組織の矛盾点や不備を見出していく側面の両面からしっかり取り組んでまいりたい。また、各種研修や倫理教育についても、その効果をしっかり検証していきたいと考えている。さらに、幹部職員は人一倍ストレスを抱えやすいところ、これにも組織的に向き合うことが大事である。ストレスへの対処をはじめとする各種問題に組織一体となって対応してまいりたい」旨の説明があった。

 

(3)監察の取扱い事案について

   首席監察官から、熊本県警部補による不同意性交等事案に関し、同県警察は、同警部補を免職処分とする予定である旨の報告があった。