臨時委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和7年8月1日(金)

午後400分 〜 午後4時50分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 坂井委員長、宮崎、竹部、野村、秋吉、相星各委員

楠長官、太刀川次長、森元官房長、谷刑事局長、筒井警備局長

片倉首席監察官

 

第3  議 事

1 報告事項

(1)警視庁検証チームの活動状況等及び警察庁における対応状況等について

警備局長及び首席監察官から、警視庁検証チームの活動状況等及び警察庁における対応状況等について報告があった。

秋吉委員より、「今回の再発防止策の仕組みがうまく機能するよう、適正捜査を確保するための体制の運用に期待したい。また、今回の事案の教訓を踏まえ、適正な捜査を確保するための地域、部門を越えた警察組織全体の取組も期待したい」旨の発言があり、警備局長から、「御指摘の体制が機能するようしっかりと監督をしながら取り組んでまいりたい。検証を通じて得られた全ての部門に通ずる教訓事項は、都道府県警察に指示して取り組ませたいと考えている」旨、長官から、「特に、適正な捜査指揮の確保や部下が声を挙げやすい職場環境づくりは、捜査に携わる全ての部門に関係することであり、しっかりと対応してまいりたい」旨、首席監察官から、「今回のように、ある法令の規定を初めて適用するような事例では、警察庁が都道府県警察に必要な指導助言をしていくことが重要であると考えており、やるべきことをやっていないという事態にならないよう取り組んでまいりたい」旨の説明があった。

竹部委員より、「再発防止策の中では、まず、経済産業省の明確な法令解釈を求めていくとあるが、同省の明確な解釈が得られない場合は、どうするのかも明らかにしておく必要があるのではないか」旨の発言があり、警備局長から、「今回とりまとめた方針の下、経済産業省から明確な回答が得られない場合には、同省と都道府県警察の協議に同席するなどして調整に当たる警察庁が適切に機能することが重要であり、実際の運用の中でしっかりと対応できるようにしてまいりたい」旨の説明があった。

委員長より、「必要な場合には、直属の上司を飛ばしてでも捜査指揮に当たる幹部に必要な報告が行われるようにする一方で、段階を踏んで意思決定をしていく組織の基本原則が損なわれないよう、両者の適切な加減を考えながら取り組んでいただきたい」旨の発言があり、長官から、「御指摘の点も踏まえて運用してまいりたい」旨の説明があった。

宮崎委員より、「今回のような場合に警察庁がどのように関わるべきかについても踏み込んで検証していただいているところ、警察庁と警視庁の検証結果を同時に出していくことは非常に重要だと思う」旨の発言があった。