定例委員会の開催状況
第1 日 時 令和7年10月2日(木)
午前10時00分 〜 午前10時40分
場 所 国家公安委員会室
第2 出席者 坂井委員長、宮崎、竹部、野村、秋吉、相星各委員
楠長官、太刀川次長、森元官房長、山田生活安全局長、谷刑事局長、早川交通局長、筒井警備局長、逢阪サイバー警察局長、飯濱技術総括審議官
片倉首席監察官
第3 議 事
1 議題事項
(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
2 報告事項
(1)佐賀県警察に対する監察の実施について
首席監察官から、佐賀県警察に対する監察の実施について報告があった。
宮崎委員より、「特別監察には、DNA型鑑定の専門家である科学警察研究所の職員を同行させ、第三者的客観性をもって手厚い体制で厳しくチェックを行っていただきたい。また、全国で同様の事案が発生しているのではという疑念の声もあることから、十分な調査を実施し、不適正事案と認定されたもの以外に問題がなかったか否かということはもとより、属人的な問題だったのか否かについてもエビデンスをきちんと示して公表していただきたい」旨の発言があり、刑事局長から、「御指摘のとおり、科学警察研究所の職員による専門家の目を加えて、しっかりと調査を実施してまいりたい。また、本日、都道府県警察に対して、鑑定における不正防止対策の推進状況の点検を指示したところ、しっかりと取組を進めながら、対外的にも理解が得られるよう丁寧に説明してまいりたい」旨の説明があった。
秋吉委員より、「130件の不適切な取扱いが捜査公判に影響を与えなかったとされることについて、科学警察研究所の専門家の目で厳しくチェックして客観的に説明できるようにしていくことが必要で、場合によっては複数人によるチェックを行うなどの対応も検討していただきたい。また、本件は、担当職員の業務の遅延を周囲が把握していながら不正を防げなかったことも非常に問題であるので、鑑定作業の進捗状況を可視化して誰もが確認できるような仕組みづくりも検討してはどうか」旨の発言があり、刑事局長から、「今回の特別監察では、科学警察研究所の室長のほか、DNA型鑑定を専門とする犯罪鑑識官の職員が対応することとしており、複数人によるチェック体制を確保している。また、事件捜査の場合は上司が進捗状況を確認できるシステムを導入しているところ、科捜研の業務についても、適切な業務管理を行うよう指導してまいりたい」旨の説明があった。
野村委員より、「今回の特別監察では、県を越えた人事異動や再発防止体制に対する専門家の科学的な知見を取り入れたチェックの確立等、警察庁でしか構想できない再発防止策に重点を置いた取組を行っていただきたい」旨の発言があり、首席監察官から、「本事案をしっかり原因分析して、刑事局と連携しながら、全国に新たに還元すべきものをよく考えてまいりたい」旨の説明があった。
(2)「違法なドローン飛行対策に関する検討会」の開催について
警備局長から、「違法なドローン飛行対策に関する検討会」の開催について報告があった。
相星委員より、「現在、諸外国での紛争等では、ジャミング等による無力化ができない有線ドローンが使用されている旨聞き及んでいるが、このような状況を念頭に置いた対策も検討しておく必要があるのではないか」旨、委員長より、「ドローンの性能向上により、一般治安分野と軍事防衛分野の垣根が無くなってきており、一般治安分野においても高性能のドローンが使われる可能性が生じているのではないか。検討会においては、このような事柄についても検討をしっかりと進めていただきたい」旨の発言があり、警備局長から、「御指摘の点も含めて、有識者委員に検討していただくこととしたい」旨の説明があった。
竹部委員より、「ドローンの飛行禁止対象施設である原子力事業所について、警察では、ドローン対処資機材等を装備した原発特別警備部隊が警戒に当たっているが、本来、事業者側が責任を持って設置すべきセンサー等、現状必ずしも完備されておらず、警備上十分望ましい状態にあるとは言い難いように拝察する。検討会においてはドローンの攻撃力向上を考慮し、新たな原発対策と事業者の責任の在り方について議論を深めてほしい」旨の発言があり、警備局長から、「現在、原発事業者に対し、対処資機材の整備を働き掛けているところであるが、ドローンへの対処における事業者の役割については法律上不明瞭な部分も認められることから、今回、関係省庁とも連携の上、原発の事業者による対処の在り方についても議論を進めていただきたいと考えている」旨の説明があった。
(3)天皇皇后両陛下の京都府・大阪府行幸啓(STSフォーラム第22回年次総会開会式御臨席等)に伴う警衛について
警備局長から、10月4日から6日までの間、STSフォーラム第22回年次総会開会式御臨席等のため、天皇皇后両陛下が京都府・大阪府へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛を実施する旨の報告があった。