定例委員会の開催状況
第1 日 時 令和8年5月28日(木)
午前10時00分 〜 午前10時40分
場 所 国家公安委員会室
第2 出席者 赤間委員長、竹部、野村、秋吉、相星、佐古各委員
楠長官、太刀川次長、森元官房長、重松刑事局長、日下交通局長、千代延警備局長、逢阪サイバー警察局長、飯濱技術総括審議官
服部審議官(生活安全局担当)
山本首席監察官
第3 議 事
1 議題事項
(1)「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について
交通局長から、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について説明があり、原案どおり決定した。
(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
2 報告事項
(1)国会の状況について
官房長から、国会の状況について報告があった。
(2)監察の取扱い事案について
千葉県巡査長による酒気帯び運転等事案に関し、同県警察は、同巡査長を免職処分とする予定である旨の報告があった。
(3)特殊詐欺に係る被害金の追跡、凍結、回復に指向した官民協働型枠組みの運用開始について
刑事局長から、特殊詐欺に係る被害金の追跡、凍結、回復に指向した官民協働型枠組みの運用開始について報告があった。
佐古委員より、「素晴らしい取組だと思う。警察庁を介したこの統一的な枠組みを利用して、効果的・効率的に官民の連携が図られることを期待する」旨の発言があった。
秋吉委員より、「これまでよりも短時間で照会手続が可能となることを高く評価したい。今後は、警察庁を介さずに銀行間でやり取りを行うことで追跡等を更に迅速化できるといった仕組みも検討されることを期待する」旨の発言があり、刑事局長から、「委員御指摘のような送金情報を金融機関同士で迅速に共有する仕組みが必要であるほか、不正利用口座に関する迅速な情報共有やマネー・ローンダリングの分析、海外当局との連携を更に行っていく必要があると考えている。金融機関と協議を行うほか、海外の例を参考にするなどして、しっかりと取組を進めてまいりたい」旨の説明があった。
(4)第3次自転車活用推進計画(案)について
交通局長から、第3次自転車活用推進計画(案)について報告があった。
(5)高度なサイバーセキュリティ技術を有する民間人材の採用について
サイバー警察局長から、高度なサイバーセキュリティ技術を有する民間人材の採用について報告があった。
野村委員より、「採用者は民間企業の執行役員であるが、プレイヤーとしても評価が高いところ、どのような業務を期待しているのか伺いたい」旨の発言があり、サイバー警察局長から、「採用者はセキュリティの専門家として高く評価されており、マネジメント、プレイヤーの両面で期待している」旨の説明があった。
3 その他
(1)佐賀県警察に対する特別監察の実施状況について
刑事局長から、佐賀県警察に対する特別監察の実施状況について報告があった。
秋吉委員より、「詳細に検証されたことを評価したい。結果的に、本来捜査対象とすべきでない方を捜査対象としたといった事案がなかったことは幸いであったが、そもそもDNA型鑑定の結果は、信頼性が高いものであるということを前提に、被疑者が犯人であることについての高い推認力が裁判においても働くものである。そして、これは、警察への信頼の上に成り立っているものであるが、本件はそうした信頼の根幹を損なうものであり、そうであるからこそ、弁護士会や社会も大きな衝撃を受け、様々な反響があったものと思う。こうした中、外部有識者から御意見を頂きながら調査を進める仕組みができたことは大変良かったと思う。科学鑑定の重要性は今後ますます高まっていくところ、DNA型鑑定に限らず、交通、薬物等他の分野の鑑定についても、業務の改善に取り組んでいただきたい」旨の発言があり、刑事局長から、「DNA型鑑定のみに矮小化せず、鑑定一般の適正確保に努めてまいりたい。その一環として、各都道府県警察における鑑定作業を標準化できるよう、本件を踏まえ、鑑定作業の基本となるものを全国に示してまいりたい。また、科学捜査研究所だけでなく、鑑定を依頼する捜査部門側にも改善すべき点が認められるところ、警察組織全体の問題と捉えて取組を進めてまいりたい」旨の説明があった。
野村委員より、「専門性の高い重大な不適切事案が発覚した際には、メディアへの対応の在り方として、発覚の段階で「この問題は影響が大きく、また専門性の高い事案であるので、外部有識者の参画を得て調査を行う」といった調査体制について積極的な発信をすることが重要になるのではないか。内輪の調査に過ぎないとの批判を受けないようにするためにも、こうした対応を今後検討願いたい」旨の発言があり、刑事局長から、「今回、外部有識者から御意見を聴取しつつ特別監察を実施したことは非常に有効であったと考える。今後とも、不適切事案が発生した際には適切に広報対応を行ってまいりたい」旨の説明があった。
(2)ストーカー対策について
相星委員より、「先日、与党の調査会がストーカー対策についての提言を総理大臣に行ったが、これを受けた今後の対応を伺いたい」旨の発言があり、審議官(生活安全局担当)から、「提言を受け止め、海外調査や法制的な研究を進めてまいりたい」旨、長官から、「近く庁内に検討体制を整え、検討を進めることとしている」旨の説明があった。