国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成23年2月15日(火)9:28~9:35

2 場所 院内閣議室前ぶら下がり

3 概要    小向容疑者が海外に滞在しているということが報道されていますけれども、逮捕状も出ているわけなんですが、今後どのように対応されるのでしょうか。

答  具体的にどういうふうにするとかしないとかの報告や相談は受けておりません。これは正に個別案件の問題ですので、警察としては、その逮捕状が出ているわけですので、その執行のためにあらゆる手法と言いますか、もちろん法律に基づいて講じて、精一杯努力をしているものと確信しております。

   大相撲の関連で、文科省へ情報提供をした件なんですが、昨日、枝野官房長官がその根拠法について、刑事訴訟法47条で公益性があったからだという御説明をなさったのですが、今まで警察庁のほうは国家行政組織法2条に則って、行政として一体としてやるんだというものでやったということを説明していて、他社でもそういう報道が全部出ていたと思うんですが、そこは根拠法について説明を変えたということなのか確認をしたいというのが一点と、もう一点が八百長というのはそもそも犯罪行為ではないわけですから、それが訴訟に関する書類と言えるのかどうかについて見解を伺いたいのですが。

答 我々の見解は特に変わっておりません。官房長官がどういうおつもりでおっしゃったのかは官房長官にお聞きいただきたいと思います。あくまでも公益性を重視して、我々として申し上げた。そのことについての扱いの判断は、これは所轄省である文科省の御判断にお任せするしかないと思っております。

   訴訟に関する書類かどうかという認識については。

答 それは、そういうふうに発展することもあるでしょうし、しないこともあるかもしれません。それは、全く無関係のものではないと思います。