国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成23年4月22日(金)8:53~8:58

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  今日は人事案件、その他ございましたが、メインは補正予算のことでござい
ました。財務大臣から総枠の説明がありましたが、これを了承したところでご
ざいます。なお、警察関係は要求をした内容がおおよそ認められている段階で
あります。もう一つは、閣僚懇で総理の方から昨日も現地をお伺いをして色ん
な方々にお会いをしてきたと、一番痛感することはやはり被災者の皆さんの気
持ちになって考え、また行動することが一番大事だと、これをお互い閣僚の共
通の認識としたいというお話でありました。それは当然のことながら、みんな
がそういう気持ちでいるということに違いはありませんので、お互いにそうい
う気持ちで臨んでまいりたいと思います。

問  警戒区域が今日閣議で決定されてますけれども、区域に制限がされていて罰
則で違反した人に対して厳しく対処する可能性があるんですけれども、具体的
にはどういうふうなものが実際に罰則を適用されたり、そういう対象になるの
かというのを想定されているのか例示していただけば有り難いんですけれども。

答  犯罪で立入り禁止にするわけではありませんので、この場合はむしろ被災者
の方々の健康的な安全を維持することが最大の目的でございます。同時に一方
では、いわゆる着の身着のままで避難をされた方々にとって、留守宅のことは
当然心配でありますから、それをできるだけ最大限、健康上のリスクを背負わ
ないように注意を払いつつ、一旦家に立ち寄っていただこうということであり
ますので、あんまり罰則的ことをぎちぎち絡めて考えるというのはどうだろう
と思っております。現地の警察としてもできるだけ説得をする、御注意を申し
上げる、そして、それでも強引にということであればケースバイケースでその
ときに考えなければいけないのではないかと、できるだけ被災者の皆さんのお
気持ちに立ちながら、しかし規則は規則ですからそのことを十分説明をしてい
くということにさせていただきたいというふうに思います。今から罰則をひけ
らかして云々というふうには私ども考えたり、そういう前提を置いてというふ
うには今思いたくないという認識でおります。

問  まだ残ってる方がいくらかいらっしゃると思うんですけれども、今のところ
把握している、警戒区域に残ってる方の人数がどのくらい報告されているのか
というのと、その方々に対してはどのような働きかけをしていくんでしょうか。

答  人数は把握はされていると思いますが、今手元に資料を持っておりません。