国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成24年9月7日(金)8:39~8:42

2 場所 参議院議員食堂

3 概要  警察関係についてですが、10月6日に天皇皇后両陛下が行幸啓される予
定の山梨県立武田の杜保健休養林等の警衛現場を来週の9月11日に視察す
る予定です。また、両陛下の警護の万全を期するよう山梨県警察をしっかり
と督励してまいります。

  日朝協議の関係でお聞きしますが、北朝鮮の外務省報道官が、予備協議で
拉致を議題にすることを、こういう事実はないというふうに発表しています
けれども、日本政府としてはどのように対応していくか。

答  外務省において、先般の日朝政府間協議に向けた予備協議を受け、日朝政
府間協議では、日朝双方が関心を有する事項を議題として幅広く協議する方
向で調整をしていると承知をしております。いずれにしても、議題について
は最終的には調整の結果確定することとなりますが、拉致問題担当大臣の私
としては、来るべき日朝政府間交渉において、この拉致問題を最優先課題と
して扱うべきであり、ゆめゆめこれが他のものが具体的に進む中において継
続協議ということがあってはならないと申し上げてきたところであります。
私は、来るべき本協議を通じ、金正恩新体制が拉致問題をはじめとして国際
社会に認められるような新たな方針を打ち出すことを強く期待をしておりま
す。

  「河野談話」の見直しの件でお伺いしたいんですけれども、大臣、先月の
予算委員会で見直しの提起の検討の考えを示されたんですが、その後の検討
状況と、政府間で何かしら大臣自身が提起されたのかどうか、この2点につ
いてお願いします。

答  まず、まだ政府部内と言いますか、例えば閣僚懇等での提起は事実として
いたしておりませんが、様々な事柄を今整理をして、どのようなことを検討
すべきと言うかについて熟慮をしているところであります。