国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成24年12月25日(火)10:33~10:36

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  今朝の閣議は全員出席で、余り案件もありませんでしたが、予定どおり案
件処理で終わりました。

      私からは以上であります。

  富山県で警察官が殺人の疑いで逮捕されましたが、警察の信頼を揺るがす
事案ですが、大臣の所見をお願いします。

答  法を執行する立場の警察官が、このような容疑で逮捕されたことは極めて
遺憾であります。亡くなられた御夫婦の御冥福を心からお祈りいたします。
また、富山県警察におかれては、捜査・調査を尽くし、明らかになった事実
に即して厳正に対処するものと私どもは考えております。国家公安委員会と
しては、身上把握・指導の徹底、職務倫理教養の充実等について、警察庁を
指導、督励していかなければならないものと考えております。本当に残念な
事件であります。

  今年1年間で不祥事、懲戒処分事案が非常に多くて、特に免職は去年1年
間を超える勢いであります。今後どのように対処すればよいとお思いですか。

答  私は、この大臣拝命して3か月足らずでありまして、昨年1年間について
は詳しく承知しておりませんけれども、私が就任してからも、こういう事件
が起こりました。公務員の世界、多々ありますけれども、特に警察関係、こ
の世界は、国民の皆さんからは特別な目で見られておりますので、そこはし
っかりしていくことが肝要です。したがって、これは前にも私は申し上げた
と思うんですけれども、今の時代、非常に社会情勢に変化があって、孤立化
というか、色々な状況が変わってきております。したがって、色々な意味で
周辺からの、言うならば指導・教育態勢、これもまた肝要ですし、また、警
察官の、言うならば任務に当たっての認識、こういう教育・指導も大事です。
そんなことも含めて、こういう事件がこれから起きないような、そういう指
導をしていくことが必要となっております。