国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年2月15日(金)10:02~10:05

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  ルールに基づきまして、閣僚として資産公開を行い、既に皆さんには資料
を配布させていただいております。以上であります。

  まず、資産公開の意義について大臣のお考えをお願いします。

答  これはもう、昭和57年とか58年とか、もうすごい前に決めたこと。こ
れは、私はそういう意味で一定の役割を果たしていると思います。やはり、
閣僚という地位によって資産を不当に増やすことがないように、それを国民
の皆さんにチェックしていただくということですから、その意義はあると思
いますよ。定着しているという感じです。

  今回の第二次安倍内閣の閣僚の平均資産がだいたい1億円を若干越えるく
らいの値だったんです。

答  そうですか。知りませんでした。

  野田内閣が4,000万円超で、2倍以上に増えているんですけれども、
いろいろな要因があると思うんですが、いわゆる世襲というとあれですけれ
ども、父親が国会議員の閣僚の数が、9人と非常に増えているんですけれど
も、古屋大臣も父親が大臣ですけれども、その多い傾向があるんですが、世
襲との関係というのはどう思われますか。

答  それは、私がそのことについて、良い、悪いとコメントする立場にないと
思いますけれども、これは正直に申告しているんであって、私の場合は、た
またま田舎の古い家ですので、そういった家を守っていくという責任が私は
一方でありますので、それを引き継いだという結果でありまして、じゃあ、
それを売って、お金に換えるなんていうことは100%あり得ない話で、む
しろ維持をするのにもう大変な状況なんです。実は、私の家、築2百数十年
経って、市の文化財になっているんです。これ、土壁なんです。そうすると
台風とか来ますと、崩れるんですね。これ、業者に、ちょっと崩れたからど
れ位掛かるの、っていうとね、何百万円と言われるんですよ。もう大変です
よ。もう本当、崩れてもらった方が、ありがたいかなと思うくらいなんです。
だからそういう意味で、古い物を維持するというのは大変なことなんです。
でもやはり、古い物というのはしっかり維持をして次の世代に引き継いでい
くことが、地域の文化を守っていくという責任でもあると思ってまして、一
生懸命やってますけど、すごい難儀しているのは実情です。